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J-GLOBAL ID：202002215083705990   整理番号：20A0757948

秒の定義改定に向けて~光時計・光コム技術への期待~

著者 (1件)： HONG Feng-Lei (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 光技術コンタクト  (Optical and Electro-Optical Engineering Contact)
巻： 57  号： 12  ページ： 37-42  発行年： 2019年12月20日 
JST資料番号： S0624A  ISSN： 0913-7289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・時間の単位である「秒」の定義は現在,セシウム原子の基底状態の量子準位間で起きるマイクロ波の遷移に基づく原子時計で実現。
・原子時計は,時間や周波数の標準として計測標準分野に大きく貢献するだけではなく,物理学の基礎研究やGPSなどの応用分野にも大きく影響。
・第13回国際度量衡総会において「秒はセシウム133原子の基底状態の2つの超微細準位間の遷移に対応する放射の持続時間である」という新しい定義を採択。
・国際度量衡委員会が勧告する光周波数標準を紹介しながら,最先端の光方式の時計の研究状況を説明。
・関連の周波数安定化レーザと光コムの研究や,秒の再定義へ向けたロードマップを紹介し,今後の進展を展望。

シソーラス用語： 光源 ,  *原子時計 ,  *秒 ,  周波数安定化 ,  マイクロ波 ,  標準 ,  セシウム ,  基礎研究 ,  エネルギー準位 ,  レーザ ,  単位 ,  基底状態
準シソーラス用語： 光コム ,  光時計 ,  周波数標準 ,  量子準位

分類 (1件)： 単位,標準,標準器,定数  (AD03000E)

引用文献 (21件)：

• 洪 鋒雷:”秒の再定義に向けての原子時計の新しい進展-「秒の二次表現」-,” 日本物理学会誌, 65(2010) pp.80-88.
• 洪 鋒雷:”原子時計の発展と秒の定義に係わる国際勧告,” 日本物理学会誌, 69(2014)pp.196-203.
• https://www.bipm.org/en/publications/mises-en-pratique/standard-frequencies.html
• H. G. Dehmelt: ”Mono・ion oscillator as potential ultimate laser frequency standard,” IEEE Trans. Instrum. Meas., 31(1982) pp.83-87.
• 香取秀俊: ”光格子時計の発明と展開,” 応用物理,81(2012) pp.656-662.

タイトルに関連する用語 (6件)： 秒 ,  定義 ,  改定 ,  光時計 ,  光コム ,  期待