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J-GLOBAL ID：202002223743528128   整理番号：20A2354009

複合層の界面付近を進展するトリーの多方向観測システムの開発

Development of Multi-direction Observation System of Electrical Treeing Propagating near Multi-layer Interface

著者 (7件)： 坂本和也 (豊橋技術科学大学) ,  阿邊槙之介 (豊橋技術科学大学) ,  川島朋裕 (豊橋技術科学大学) ,  穂積直裕 (豊橋技術科学大学) ,  村上義信 (豊橋技術科学大学) ,  塩田裕基 (三菱電機(株)) ,  門脇和丈 (三菱電機(株))
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 140  号： 8  ページ： 417-422(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 界面での電気トリーイング特性を理解するために,元の厚さの半分に研磨した1/2針を用いてトリーイング破壊試験を行う。エポキシ(EP)/EP-1/2nおよびガラス/EP-1/2nと類似の界面を持つ多層試料のトリーイング特性を測定する。EP/EP-1/2n試料の平均トリー開始電圧は,ガラス/EP-1/2n試料のものより高かった。EP/EP-1/2nとガラス/EP-1/2n試料との間の接着強度の大きさ関係は,トリー開始電圧のものと同じである。EP/EP-1/2n試料の絶縁寿命はガラス/EP-1/2n試料のものよりも高い。これらの結果により,界面が電気絶縁の弱点となり,界面の弱い接着はトリーイング特性を低下させることを示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 界面 ,  *ソーダ石灰ガラス ,  *エポキシ樹脂 ,  *トリーイング ,  *部分放電 ,  観察 ,  絶縁試験 ,  試料 ,  放電開始電圧 ,  接着強さ ,  接着 ,  層間絶縁
準シソーラス用語： *複合層界面 ,  複合材料界面 ,  電気トリー ,  *多方面観察 ,  トリーイング破壊試験 ,  多層試料 ,  トリー開始電圧 ,  界面接着

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分類 (2件)： 絶縁材料  (NA04030W) ,  放電一般  (BJ03010I)

引用文献 (24件)：

• (1) K. Yoshida, M. Kozako, S. Ishida, M. Hikita, and N. Kamei : “Evaluation on Applicability to Electrical Insulating Material of Hydrocarbon-based Thermosetting Resin”, IEEJ Trans. FM, Vol. 136, No. 5, pp. 324-329 (2016) (in Japanese)
• 吉田圭介・小迫雅裕・石辺信治・匹田将幸・亀井伸人:「炭化水素系熱硬化性樹脂の電気絶縁材料への適用評価」, 電学論A, Vol. 136, No. 5, pp. 324-329 (2016)
• (2) H. Hozoji : “Encapsulation Materials for Power Devices”, J. Jpn Inst. Electron. Packaging, Vol. 15, No. 5, pp. 374-378 (2012) (in Japanese)
• 宝蔵寺裕之:「パワーデバイスの封止樹脂技術」, エレクトロニクス実装学誌, Vol. 15, No. 5, pp. 374-378 (2012)
• (3) 仲西幸一郎・平林庄司・犬石嘉雄:「エポキシ樹脂のトリー発生電圧特性」, 電学論A, Vol. 96, No. 2, pp. 71-78 (1976)

タイトルに関連する用語 (6件)： 複合層 ,  界面 ,  進展 ,  多方向 ,  観測 ,  開発