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J-GLOBAL ID：202002224292899171   整理番号：20A1333165

筋違の曲げ座屈と引張降伏履歴を表現するための一般化塑性ヒンジモデルの改良

IMPROVEMENT OF GENERALIZED PLASTIC HINGE MODEL OF BRACES SUBJECTED TO CYCLIC AXIAL FORCE

著者 (3件)： QI Hao (大阪大 大学院工学部研究科) ,  多田元英 (大阪大 大学院工学部研究科) ,  大坪丈一郎 (大阪大 大学院工学部研究科)
資料名： 構造工学論文集 B  (Journal of Structural Engineering. B)
巻： 66  ページ： 111-121  発行年： 2020年03月25日 
JST資料番号： F0751C  ISSN： 0910-8033  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・特定寸法のH形鋼を材料とする筋違の曲げ座屈と引張降伏履歴を表現するための一般化塑性ヒンジモデルの改良を検討。
・応力度-歪度関係が完全弾塑性の場合について,井上・小川の一般化塑性ヒンジモデルを基本とし,回帰式を導入して筋違の繰返し履歴挙動を表現できる方法を検討。
・H形鋼筋違のシェル要素有限要素解析において,曲げ座屈後に除荷剛性を低減させると共に,引張降伏後に降伏曲線を,引張側特異点を中心に収縮させ方法を提案。
・歪硬化特性を有する建築構造用鋼材SN490に適用可能な係数(除荷剛性の低減率と降伏曲線の収縮率)を提案。
・多用されている修正柴田・若林モデルの解析結果を,SN490材に対するシェル要素の結果と比較し,一部の載荷パターンを除き両解析結果がほぼ一致するとの結果。

シソーラス用語： 筋違付き骨組 ,  *ブレース ,  *鋼構造 ,  H形鋼 ,  座屈 ,  *塑性ヒンジ ,  応力歪特性 ,  要素分割 ,  数値解析 ,  鋼材 ,  構造用鋼 ,  ヒステリシス ,  歪硬化 ,  曲げ座屈 ,  構造用鋼材 ,  有限要素解析 ,  応力-歪 ,  棒 ,  金属棒 ,  特性
準シソーラス用語： シェル要素 ,  応力歪関係

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (12件)：

• 柴田道生, 中村武, 若林實 : 鉄骨筋違の履歴特性の定式化 : その1 定式化関数の誘導, 日本建築学会論文報告集, pp.18-24, 1982.06
• 谷口元, 加藤勉, 中村紀吉, 高橋泰彦, 佐伯俊夫, 広谷勉, 相川勇治 : 鉄骨X型ブレース架構の復元力特性に関する研究, 構造工学論文集, pp.303-316, 1991. 03
• 伊藤拓海, 杉山昇馬, 井上祥一 : 繰返し載荷を受ける鋼圧縮材の劣化挙動を考慮した復元力特性モデル, 日本建築学会構造系論文集, Vol.80, No.710. pp.715-725, 2015.04
• 井上一朗, 小川厚治 : 鋼構造筋違付多層骨組の塑性設計に関する研究: その2 塑性設計架構の弾塑性応答性状に関する考察, 日本建築学会論文報告集, pp.87-98, 1978.06
• Jin J, El-Tawil S., ”Inelastic cyclic model for steel braces”, Journal of Engineering Mechanics, 129(5), pp.548-557, 2003.

タイトルに関連する用語 (9件)： 筋違 ,  曲げ座屈 ,  引張 ,  降伏 ,  履歴 ,  表現 ,  一般化 ,  塑性ヒンジ ,  モデル