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J-GLOBAL ID:202002224686029605   整理番号:20A2353344

ネパール中等教育学校における氷河湖決壊洪水の仕組みに関する授業プログラムの開発とその評価

Development and Evaluation of a Lesson Program on Glacial Lake Outburst Flooding in Secondary Schools in Nepal
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 119-127(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U2244A  ISSN: 2187-509X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ヒマラヤ山脈地域では氷河湖決壊洪水がたびたび発生する。防災教育の一環としてネパールの中等学校で氷河湖決壊洪水の仕組みを学習する授業を行った。教材の開発の方針は,簡単な構造で現象の仕組みを理解しやすいもの,現地で入手できる素材で製作できることなどとした。氷河湖モデルはペットボトルの側面を切り抜いたものである。子どもが記述式の回答に慣れていないことから,授業評価は子どもが答えやすい選択肢による質問肢法とした。氷河湖決壊洪水がネパール東部で発生しているので,授業対象校はネパール東部の中等学校の3校とした。これらの学校には青年海外協力隊として日本人現職教員が勤務し協力が得られやすい利点があった。生徒の生活環境や理解度の実態が十分把握できていないので,学習指導計画は大雑把なものとした。本時の学習指導の目標は氷河湖決壊洪水に興味を持ち,その仕組みを理解することである。この目標を意識しながら,生徒の発言をよく聞き,授業を行う必要があった。授業では,水をためた氷河湖モデルを斜面に埋め込み,氷河や土砂を見立てた石を落とし,氷河湖の水をせき止めているモレーンに相当する部分を壊し,洪水の流れを観察した。授業後に,質問紙調査を行い,授業の有効性を調べた。その結果,次のことが分かった。1)生徒は学校で教わってはじめて氷河湖決壊洪水について知るようになった。2)本授業を受け生徒は氷河湖決壊洪水の仕組みを理解できたと回答した。3)生徒にとって,今回の授業は楽しい授業であった。その理由として,授業の内容が理解できたことや授業の中で演示実験があったからであった。4)本授業は氷河湖決壊洪水に興味関心を高めるのに有効であった。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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科学技術教育  ,  雪氷学  ,  自然地理学 
引用文献 (16件):
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