文献

J-GLOBAL ID：202002227463261184   整理番号：20A2541281

鞘管方式を用いた斜杭式桟橋の杭頭接合に関する交番載荷実験および解析的考察

CYCLIC LOADING TEST AND ANALYTICAL STUDY ON PILE HEAD CONNECTION OF RAKING PILE FOR PORT PIER USING SLEEVE TUBE TYPE

著者 (4件)： 池野勝哉 (五洋建設株式会社 技術研究所) ,  岩波光保 (東京工業大学 環境・社会理工学院) ,  川端雄一郎 (海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所) ,  加藤絵万 (海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 76  号： 4  ページ： I_75-I_86(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,過去に直杭式桟橋のプレキャスト化に適した杭頭接合として鞘管方式を提案している.一方,桟橋には水平剛性を高めた斜杭式も広く適用されているが,鞘管方式を適用する場合には鋼管杭の斜角によって鞘管径が大きくなるため,杭頭接合部の性能低下が懸念される.そこで,本研究では鞘管方式を適用した斜杭試験体を用いて正負交番載荷実験を実施し,従来の現場打ちによるものと比較した.また,斜角をパラメータとした三次元有限要素解析から鞘管内の充填コンクリートにおける損傷を評価し,斜角による影響を考察した.その結果,鞘管方式は斜角10度程度に適用できることを実験的に確認し,解析から鞘管内の充填コンクリートの損傷を軽減することで,更に大きな斜角に適用できる可能性を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *桟橋 ,  *斜め杭 ,  接合 ,  *鋼管杭 ,  たわみ管 ,  充填 ,  現場打コンクリート ,  傾斜角 ,  繰返し試験 ,  載荷試験 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  荷重-変形関係 ,  歪分布 ,  鋼繊維強化コンクリート ,  杭頭
準シソーラス用語： コンクリート充填 ,  杭頭接合 ,  鞘管 ,  正負交番載荷実験

著者キーワード (5件)： sleeve tube type ,  raking pile ,  pile head connection ,  cyclic loading test ,  finite element method

分類 (1件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (19件)：

• 国土交通省港湾局監修 : 港湾の施設の技術上の基準・同解説(中巻),日本港湾協会,pp. 1217-1218,2018.
• 池野勝哉,岩波光保,川端雄一郎 : 鞘管方式による桟橋鋼管杭の杭頭接合部に関する交番載荷実験,構造工学論文集,Vol. 64A,pp. 724-733,2018.
• 池野勝哉,岩波光保,川端雄一郎 : 非線形有限要素解析による鞘管方式の桟橋杭頭接合部に関する構造性能評価,土木学会論文集 B3(海洋開発) Vol. 74,No. 2,pp. I_234-I_239,2018.
• 川端雄一郎,池野勝哉,加藤絵万,岩波光保 : 桟橋上部工のプレキャスト化における杭頭接合方法の提案,港湾空港技術研究所資料,No. 1359,2019.
• 池野勝哉,伊野同,岩波光保,川端雄一郎,加藤絵万 : プレキャスト化による桟橋施工の生産性向上,土木学会建設技術研究委員会,pp. 79-85,2018.

タイトルに関連する用語 (6件)： 鞘管 ,  斜杭 ,  桟橋 ,  杭頭接合 ,  載荷実験 ,  解析