抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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レーザー1ビーム方式の光学式ディスドロメーター(optical disdrometer;以下OD)のうち,全粒子ロギングが可能なThies製Laser Precipitation Monitor(LPM)の特性について,直径が既知の球体を用いた詳細な計測実験,及び観測データ解析により調査した.LPMにおいて通常の粒径-落下速度分布として出力される値は粒子の横幅と球形を仮定した落下速度であった.粒子の横幅について大粒径側には値の丸めがあり,小粒径側は約0.3mm以下で検知数が過小になると推定された.粒径測定値の真値に対する比率はレーザービーム内の測定位置によって大きく異なるため,測定値として得られる“粒径分布”は,もとの粒径分布に対してこの変化量を重みとする重み付き平均(畳み込み積分)を行ったものと考えられる.粒径測定値の経年変化については,ビーム内分布パターンが定性的に維持されたまま値がやや小さくなっていた.ODの使用にあたっては継続的な校正が望ましいと考えられる.(著者抄録)