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J-GLOBAL ID：202002245400458445   整理番号：20A0738259

Age of Information -基本概念とその理論的解析-

Age of Information: Basic Concepts and Its Theoretical Analysis

著者 (2件)： 井上文彰 (大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻) ,  滝根哲哉 (大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻)
資料名： Fundamentals Review (Web)  (Fundamentals Review (Web))
巻： 13  号： 3  ページ： 197-208(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0221A  ISSN： 1882-0875  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リアルタイム性を重視するモニタリングシステムでは,常に最新の情報をモニタに表示することが肝要であるため,古くなった情報は極めて低い価値しか持たない.すなわち,取得からの時間経過に伴って情報の価値は減衰してゆき,適切な頻度で情報更新がなされない限り,モニタが表示する情報はほとんど無価値になってしまう.従来,このようなシステムに対する代表的な性能評価指標として遅延時間が用いられてきたが,これは情報の鮮度を保つという観点ではあくまで間接的な指標にすぎない.Age of Information (AoI)は,情報の鮮度を直接的に定量化する新しい指標であり,過去数年の間にAoIに関する研究は大きな広がりを見せている.本稿では,AoIの基本概念を解説し,更にその理論的解析法,並びに理論的結果から導かれるAoIの制御に関する基本的な考え方を紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： 監視装置 ,  *待合せ理論 ,  *待ち行列 ,  実時間処理 ,  情報システム ,  情報化社会 ,  *情報源 ,  Wiener過程 ,  Markov連鎖 ,  信号標本化
準シソーラス用語： モニタリングシステム

著者キーワード (8件)： Age of Information ,  モニタリングシステム ,  標本路解析 ,  待ち行列理論 ,  Age of Information ,  Monitoring Systems ,  Sample-Path Analysis ,  Queueing Theory

分類 (2件)： 情報源  (AC03000B) ,  待ち行列  (KA03050I)

引用文献 (52件)：

• 1) S. Kaul, M. Gruteser, V. Rai, and J. Kenney, “Minimizing age of information in vehicular networks,” Proc. IEEE SECON 2011, pp. 350-358, 2011.
• 2) S. Kaul, R. Yates, and M. Gruteser, “Real-time status: How often should one update?,” Proc. IEEE INFOCOM 2012, pp. 2731-2735, 2012.
• 3) A. Kosta, N. Pappas, and V. Angelakis, “Age of information: A new concept, metric, and tool,” Foundations and Trends in Networking, vol. 12, no. 3, pp. 162-259, 2017.
• 4) R. Yates, M. Tavan, Y. Hu, and D. Raychaudhuri, “Timely cloud gaming,” Proc. IEEE INFOCOM 2017, 2017.
• 5) M. El-Taha and S. Stidham Jr., Sample-Path Analysis of Queueing Systems, Kluwer Academic Publishers, 1999.

タイトルに関連する用語 (3件)： 概念 ,  理論 ,  解析