文献

J-GLOBAL ID：202002248943968525   整理番号：20A0466845

洪水時の橋台背面盛土の侵食・流出に関する大規模開水路実験

著者 (6件)： 小山真輝 (北見工大 工) ,  御厩敷公平 (北見工大 大学院) ,  川尻峻三 (北見工大) ,  松田朋也 (北見工大 大学院) ,  渡邊康玄 (北見工大) ,  宮森保紀 (北見工大)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集(CD-ROM)
号： 60  ページ： ROMBUNNO.30  発行年： 2020年01月 
JST資料番号： L0301B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・洪水時の橋台背面盛土の侵食・流出メカニズムとその対策工の効果についての実験検討。
・縮尺比1/5の河川を再現した大規模開水路を用いて,実大規模に近い状態での橋台背面盛土を再現して実験。
・盛土材に礫混じり砂を用いた場合,河床の侵食と盛土法面の流出は同時に進行し,河道の拡幅に伴い下流側からも法面の侵食・流出が進行。
・盛土材に細粒分質礫質砂を用いた場合,河床の侵食によって支持力を失った上流側法面が亀裂の発生直後に崩壊し,その後も侵食と流出は進行。
・無対策の場合には,盛土材が異なる場合でも盛土の侵食は橋台と盛土の境界部で進行し,橋台内盛土へと進行。
・対策工として上流側盛土法面に通水性能を有するギャビオン補強土壁を用いた場合,補強土壁部が沈下したが,橋台背面盛土の流出は抑制され,対策工の有用性を確認。

シソーラス用語： 橋台 ,  *盛土 ,  洪水 ,  *土壌侵食 ,  開水路 ,  土木材料 ,  砂質土 ,  砂 ,  擁壁 ,  盛土材料 ,  礫混じり砂 ,  水理模型実験
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  ギャビオン補強土壁 ,  *橋台背面盛土 ,  土壌流出

分類 (1件)： 下部工  (RC06060B)

引用文献 (8件)：

• (公社)地盤工学会平成28年8月北海道豪雨による地盤災害調査団:平成28年8月北海道豪雨による地盤災害調査報告書,2017.
• Kawajiri, S., Kawaguchi, T., Watanabe, Y., Hayakawa, H., Miyamori, Y., Nakamura, D. and Yamashita, S.: Investigation report of geotechnical disaster on river area due to typhoon landfall three times on Okhotsk region, Hokkaido, Japan, Soils and Foundations, Vol.59, No.3, pp. 764-782, 2019.
• 川尻峻三,渡邊康玄,松田朋也,御厩敷公平,宮森保紀:平成30年7月豪雨による北海道北部・東部における河川構造物の被災調査,河川技術論文集,第25巻,pp.85-90,2019.
• 松田朋也,川尻峻三,渡邊康玄,渡邉健冶,三浦竜:2019年10月台風19号による千曲川の河川構造物の被災調査,土木学会北海道支部論文報告集,Vol.76,投稿中
• 川尻峻三,御厩敷公平,川口貴之,倉知禎直,原田道幸:河川増水による橋台背面盛土の侵食に対するジオシンセティックス材料による対策工の提案,ジオシンセティックス論文集,Vol.33,pp. 159-166,2018.

タイトルに関連する用語 (7件)： 洪水 ,  橋台 ,  侵食 ,  流出 ,  大規模 ,  開水路 ,  実験