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J-GLOBAL ID:202002265283722913   整理番号:20A2612573

茨城県西部に自生するカラスムギ集団の種子埋土深度による出芽時期の差異

Differential response to seed burial depth on seedling emergence of four Avena fatua L. populations in western Ibaraki, Japan
著者 (2件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 103-109(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: G0809B  ISSN: 0372-798X  CODEN: ZASKAN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ムギ作の難防除雑草カラスムギについて,茨城県西部に自生する4集団の種子を野外に設置したポットに0~20 cmの深度別に埋め込み,出芽パターンを4年間追跡調査し,埋土深度と出芽パターンの関係を検討するとともに,25 cm深に埋設した種子の生存状況を調査した。供試したカラスムギ集団間には出芽時期の明瞭な変異が存在した。4集団中2集団で,播種年の秋期に出芽が集中し,播種後6ヶ月で出芽がほぼ完了し,もう1集団も播種後1年間に出芽の大半が完了した。しかし,他の1集団は異なる挙動を示し,播種翌春以降に出芽のピークが生じた。埋土深度と出芽パターンとの関係も異なり,出芽時期の早い3集団は埋土深度の浅い種子ほど出芽時期が早かったのに対し,出芽時期が遅い1集団では,埋土深度15,20 cmの種子が,10 cm以内に埋設した種子より早く出芽した。出芽の早晩と,25 cm深に埋設した種子の土中持続性には相関があり,出芽の早い集団の種子は多くが播種後半年以内に土中発芽した一方,出芽の遅い集団の種子は多くが未発芽であった。カラスムギの出芽不斉一性には種子の埋土深度に加え,発芽の環境要求性に対する変異が関与し,国内の狭い地理的範囲における変異の存在が明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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発生,成長,分化  ,  雑草による植物被害 
引用文献 (29件):

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