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J-GLOBAL ID：202002265399780785   整理番号：20A2081072

高弾性率・高伝導率を実現する連続長繊維状カーボンナノファイバーの大量創成技術の確立

Mass Production Technique of Continuous Carbon Nanofibers Realizing High Elastic Modulus and Conductivity

著者 (1件)： 入澤寿平 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 日本板硝子材料工学助成会成果報告書(Web)  (Nippon Sheet Glass Foundation for Materials Science and Engineering Report (Web))
巻： 38  ページ： 24-29 (WEB ONLY)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1847A  ISSN： 2435-4627  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カーボンナノファイバー(CNF)を大量生産する技術として,エレクトロスピニング(ES)法で予め高分子ナノファイバーを作成し,炭素化・黒鉛化処理を施す手法が提案されている.一方で,カーボンナノチューブなどの気相法で製造されるCNFと比較して,前駆体高分子の結晶性の観点から弾性率や伝導率が劣る欠点があった.そこで本研究では,剛直・直鎖構造を有する芳香族系高分子であるポリベンズイミダゾール(PBI)を原料としてCNFの結晶性を改善することを試みた.PBIからES法によってナノファイバーを安定的に得ることができる条件を明らかとした.続いて,そのナノファイバーに炭素化・黒鉛化処理を施すことによって,結晶性が通常のES法で製造されるCNFと比較して増大する傾向があることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 弾性係数 ,  *ナノファイバ ,  *炭素繊維 ,  大量生産 ,  *エレクトロスピニング ,  結晶度 ,  ポリベンゾイミダゾール
準シソーラス用語： *カーボンナノファイバ

分類 (1件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G)

引用文献 (7件)：

• E. Yasuda, Tanso,248, 112 (2011).
• M. Wu, Q. Wang, K. Li, Y. Wu, and H. Liu, Polym Degrad Stab, 97, 1511 (2012).
• S. N. Arshad, M. Naraghi, and I. Chasiotis, Carbon, 49, 1710 (2011).
• N. Kato, T. Irisawa, K. Osawa, M. Nakagawa, and Y. Tnabe, Tanso, 282, 55 (2018)
• 入澤寿平,羽鳥浩章,曽根田靖,児玉昌也,特許第6310549号

タイトルに関連する用語 (5件)： 高弾性率 ,  伝導率 ,  連続長繊維 ,  カーボンナノファイバー ,  創成