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J-GLOBAL ID：202002267788688576   整理番号：20A0520502

建築物衛生法制定50周年に当たって 1)特定建築物における空気環境不適率の実態

State of nonconformity rates on indoor air environments in specific buildings

著者 (7件)： 林基哉 (国立保健医療科学院) ,  KIM Hoon (国立保健医療科学院) ,  開原典子 (国立保健医療科学院) ,  小林健一 (国立保健医療科学院) ,  鍵直樹 (東京工大) ,  柳宇 (工学院大) ,  東賢一 (近畿大)
資料名： 空気清浄  (コンタミネーションコントロール)
巻： 57  号： 5  ページ： 263-272  発行年： 2020年01月31日 
JST資料番号： G0779A  ISSN： 0023-5032  CODEN： KUSEBF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1999年以降の特定建築物数とともに湿度,温度および二酸化炭素濃度の不適率が増加した。そして,特定の建物の所有者によって作られた報告は,ほとんどの県において,行政府の公式検査のために置換されている。温度,湿度および二酸化炭素濃度の不適率増加における因子の1つは,建築保全供給者による測定データを用いた報告の増加である。東京において,室内濃度と屋外濃度の差の頻度分布はWeibull頻度分布に従う。環境濃度の増加は,特定の建物における屋内濃度を増加させると考えられる。二酸化炭素濃度の不適率は,環境濃度だけでなく,換気速度の低減と行政府による調査方法に依存する。Weibull周波数に基づいて構成された方程式を用いて不適率を計算した。方程式とすべての日本に関する調査データを用いて,これらの因子の係数を計算した。この19年間において,環境濃度の増加は屋内濃度の不適率を3.1%高くし,換気低減は7.2%高くし,調査方法の変化は,11.6%高くした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 建築法規 ,  *建築物 ,  *環境 ,  比率 ,  設備保全 ,  *二酸化炭素 ,  *濃度 ,  換気 ,  屋内環境 ,  室内空気質
準シソーラス用語： 建築物衛生法 ,  *特定建築物 ,  *空気環境 ,  不適率 ,  *二酸化炭素濃度 ,  環境濃度

分類 (2件)： 建築環境一般  (RB02010T) ,  空気調和一般  (PC01000C)

引用文献 (15件)：

• 古谷章介: ビル管理法、 帝国地方行政学会、 pp.15-19、 1971
• 厚生労働省: ”建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号)”、 2015.3.20
• 東賢一、池田耕一、大澤元毅、鍵直樹、柳宇、齊藤秀樹、鎌倉良太: 建築物における衛生環境とその維持管理の実態に関する調査解析、 空気調和・衛生工学会論文集、 第37巻、 第179号、 pp.19-26、 2012
• 中川晋也 他: 特定建築物における二酸化炭素濃度不適率上昇の原因と対策、 東京都健康安全研究センター研究年報、 第62号、 pp.247-251、 2011
• 林基哉、開原典子: 建築物衛生管理の監視手法のあり方の提案、 厚生労働科学研究費補助金健康安全・危機管理対策総合研究事業「建築物環境衛生管理に係る行政監視等に関する研究」、 平成28年度報告書、 pp.53-67、 2017

タイトルに関連する用語 (3件)： 建築物衛生法 ,  特定建築物 ,  空気環境