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J-GLOBAL ID:202002268320554754   整理番号:20A0520692

苦味糖アルカロイドの解毒に関与するα-トマチン23-ヒドロキシラーゼの同定

Identification of α-Tomatine 23-Hydroxylase Involved in the Detoxification of a Bitter Glycoalkaloid
著者 (17件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 21-28 (WEB ONLY)  発行年: 2020年01月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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トマト植物(Solanum lycopersicum)は,病原体および捕食者に対する化学的障壁として機能するステロイドグリコアルカロイドα-トマチンを含んでいる。α-トマチンはすべての組織に蓄積し,特に葉と未熟な緑色果実において高レベルに蓄積する。化合物は毒性があり,苦味を引き起こすが,その存在は果実成熟時の非毒性エスクレシドAへの代謝変換を通して減少する。本研究では,この過程の鍵であるα-トマチンの23-ヒドロキシラーゼをコードする遺伝子を同定した。いくつかの2-オキソグルタル酸依存性ジオキシゲナーゼを代謝酵素の候補として選択し,Slyc02g062460はα-トマチン23-ヒドロキシラーゼをコードすることが見出された。組換え型Sl23DOX蛋白質の生化学的分析は,それがα-トマチンの23-ヒドロキシル化を触媒し,生成物が成熟中に現れるα-トマチン代謝の中間体であるネオリキイオシドBに自発的に異性化することを示した。Sl23DOXを過剰発現する遺伝子組換えトマト植物の葉は,ネオリキイオシドBだけでなく,もう一つの中間体,リコペロシドC(2-O-アセチル化ネオリキイオシドB)を蓄積した。さらに,Sl23DOXサイレンシング遺伝子組換えトマト植物の成熟果実は,低レベルのエスクレシドAを含んでいたが,実質的にα-トマチンを蓄積した。したがって,SI23DOXはトマト果実の成熟における毒性α-トマチンの代謝処理中にα-トマチン23-ヒドロキシラーゼとして機能し,栽培用トマトの栽培化における重要な酵素である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  研究開発  ,  ステロイド 

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