文献
J-GLOBAL ID:202002269370455936   整理番号:20A1237728

全国自治体における空き家対策の評価と質的対応の可能性

THE EVALUATION OF ACTION IN THE LOCAL GOVERNMENTS FOR REDUCING VACANT HOUSES AND THE AVAILABILITY OF QUALITATIVE SYSTEM
著者 (3件):
資料名:
巻: 85  号: 768  ページ: 393-403(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,全国の自治体の空き家対策の支援システムに注目し,展望を明らかにすることである。独自性があり,明確な政策で行動を実行し,結果を達成した自治体を選択した。検討内容は,実態を把握することである。また,そこにある今後の支援方針を示す。多くの自治体の支援システムは,国が用意した活用と解体の支援メニューを単に模倣したものである。予算は限られている。空き家の総重量を適切なレベルに抑えることは極めて困難である。一方,多額の予算を持つ自治体がある。そして,国への援助なしで他の政策を実行している自治体がある。また,空き家対策に積極的に動く自治体がある。支援システムは,現在,改修,解体などである。改修支援の目的は,移住定着と地域社会の形成である。解体支援は個人1人のコミュニティである。個人的な目的は,定着推進と地域利用である。使用目的のない解体もある。公手続きに関しては,所有者は政府機関に対して,空き家を譲渡する。そして,政府機関はそれを解体する。地域は解体後に保全を行う。その他の支援は改修と解体を促進する役割を果たす。支援システムの分類再編成は,位置づけを明らかにすることができる。そして,分類再編成は,支援システムの問題および可能性を検討することができた。支援目的を作成することにより,空き家対策の質的対応への可能性が明らかとなった。地域政府の独自の他の支援事業を改修支援,標準メニューの解体支援に与えることにより,「地域と資産の利用」から「地域と解体」あるいは「地域と個人」の地域への幅広い展開が可能となった。質的対応のための行政により,公共資金を個人資産に注ぐことによる抵抗感が明らかになっている。独自性があり,住環境保全の安全性確保,市民問題の緩和,地域社会活性化の構築地域,移住化促進,傾斜地市街地,政策目的の達成などのために,明確な政策で行動を行う自治体は空き家対策を施行する。これらの政策は質的対応と量的対応になる。そして,それは,個人資産に対する公共費用支出の抵抗性の緩和をもたらす。将来の自治体による支援の方法は,空き家所有者に対する支援を行うことで地方の問題を解決することである。それは,明確な方向性を有する支援システムの設定と公共と民間部門の協力を促進することである。将来の空き家対策は,地方の資源として空き家を支援することである。そして,質的対応は,空き家対策にとって重要である。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (12件):
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
住宅問題 
引用文献 (5件):

前のページに戻る