文献

J-GLOBAL ID：202002272226629221   整理番号：20A0738193

CdSe系蛍光量子ドットを用いたオゾンガスセンシングと貴金属複合効果

Sensing of Ozone Gas by Using CdSe-Based Photoluminescent Quantum Dots and Effects of Combining Noble Metals and Quantum Dots

著者 (4件)： 安藤昌儀 ((国研)産業技術総合研究所関西センターバイオメディカル研究部門) ,  稲垣洸亮 (関西大学化学生命工学部) ,  川崎英也 (関西大学化学生命工学部) ,  茂里康 (和歌山県立医科大学医学部・教養・医学教育大講座)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 92  号： 12  ページ： 362-368(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 蛍光量子ドットは,電子材料やバイオ分野等,さまざまな応用が期待されているが,ガスセンサへの応用はほとんど未開拓であった。筆者らはCdSe系コアシェル型量子ドットの薄膜が,空気中のppmレベルのオゾンに感応して可逆的な蛍光強度の増減を示すことを見いだした。この結果は,蛍光量子ドットの光学式オゾンガスセンサへの応用可能性を示すものである。さらに,金や白金のような貴金属ナノ粒子を,量子ドット薄膜に複合化することにより,オゾンに対する感度や応答速度を,制御・向上可能であることがわかった。つまり,蛍光量子ドットと他成分のナノ複合材料化により,ガスセンサ材料としての可能性が広がることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ガスセンサ ,  *セレン化カドミウム ,  量子ドット ,  ナノ粒子 ,  蛍光体 ,  オゾン ,  金 ,  化合物半導体
準シソーラス用語： セレン化カドミウム量子ドット ,  II-VI族化合物半導体

著者キーワード (10件)： CdSe ,  蛍光量子ドット ,  光学式ガスセンサ ,  オゾン ,  貴金属ナノ粒子 ,  CdSe ,  Photoluminescent quantum dot ,  Optical gas sensor ,  Ozone ,  Noble metal nanoparticle

分類 (1件)： 分析機器  (CC02020S)

引用文献 (53件)：

• 1)T. Takada: “Chemical Sensor Technology, vol.2”, p.59, Kodansha (1989).
• 2)Int. Ozone Assoc.: http://www.ioa-ea3g.org/ozonethemes/ozone-and-its-application.html.
• 3)M. Ando, T. Kamimura, K. Uegaki, V. Biju, Y. Shigeri: Microchim Acta, 183, 3019 (2016).
• 4)M. Ando, V. Biju, Y. Shigeri: Anal. Sci., 34, 263 (2018).
• 5)D. B. Menzel: J. Toxicol. Environ. Health, 13, 183 (1984).

タイトルに関連する用語 (5件)： CdSe ,  蛍光 ,  量子ドット ,  貴金属 ,  複合効果