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J-GLOBAL ID：202002278554398748   整理番号：20A2689205

車両技術 乗客傷害度と相関が高い車体減速度積分値を用いた衝突安全性評価法

Evaluation Method for Crashworthiness Using Integrated Value of the Deceleration of the Railway Vehicle Having a High Correlation with the Degree of Passenger Injury

著者 (4件)： 沖野友洋 (鉄道総合技術研) ,  永田恵輔 (鉄道総合技術研) ,  中井一馬 (鉄道総合技術研) ,  小林秀敏 (大阪大)
資料名： 鉄道総研報告  (鉄道総合技術論文誌)
巻： 34  号： 12  ページ： 29-34  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： X0700A  ISSN： 0914-2290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道車両の耐衝撃性の基準は欧州と米国では定義されているが,日本では事故安全に対する基準はない。したがって,日本における鉄道車両の耐衝撃性のための評価方法を確立することが重要である。日本における30年の過去における重大なレベルの踏切事故の統計解析に基づいて,様々な条件下で有限要素解析を実施した。着座乗客における衝撃減速波形から得られた平均減速(ヨーロッパ基準に準拠),最大減速(アメリカ基準)および減速の総合値を評価した。また,入力としてこれらの減速波形を用いてダミーの挙動および傷害値の有限要素解析を行った。これらの評価結果とダミーの傷害値の間の相関を調べた。その結果,着座乗客の減速の統合値はダミーの傷害値と最も高い相関を持つことを確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *鉄道車両 ,  *衝撃強さ ,  安全基準 ,  ヨーロッパ ,  アメリカ合衆国 ,  日本 ,  交通事故 ,  踏切 ,  統計解析 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  *減速 ,  乗客 ,  *損傷 ,  *安全評価 ,  安全性
準シソーラス用語： 欧州 ,  *衝突安全性 ,  *身体的傷害 ,  耐衝撃性 ,  *踏切事故 ,  米国 ,  有限要素解析 ,  着座

分類 (1件)： 鉄道事故  (TC01050J)

引用文献 (9件)：

• CEN,“EN15227:2008+A1:2010 Railway applications Crashworthiness requirements for railway vehicle bodies,” 2010.
• Federal Railroad Administration, “49 CFR Part 238 Passenger equipment safety standards,” 2011.
• 畑弘敏,大野潔:衝突シミュレーションを活用した車両の安全確保対策に関する研究,JR EAST Technical Review,No.3,pp.35-40,2003
• 宇治田寧:機械・構造物の強度設計と事例 2.鉄道車体,材料,Vol.59,No.7,pp.575-582,2010
• 沖野友洋,永田恵輔,佐藤裕之,堀川敬太郎,小林秀敏:踏切衝突事故時の各因子が列車乗員の被害度に及ぼす影響評価,日本機械学会論文集,Vol.85,No.869,DOI:10.1299/transjsme.18-00270,2019

タイトルに関連する用語 (8件)： 乗客 ,  傷害 ,  相関 ,  車体 ,  減速度 ,  積分 ,  衝突安全性 ,  評価法