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J-GLOBAL ID:202002283780539910   整理番号:20A0108510

パーシステントホモロジー解析によるガラス状,液体および非晶質材料の回折パターンの理解

Understanding diffraction patterns of glassy, liquid and amorphous materials via persistent homology analyses
著者 (28件):
資料名:
巻: 127  号: 12  ページ: 853-863(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0409A  ISSN: 1348-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ガラス状,液体および非晶質材料の構造は,回折データからの不十分な構造情報のために,いまだよく理解されていない。本論文では,その構造が四面体モチーフを含む無秩序材料の測定回折パターンにおいて観察された回折ピークの起源,特に最初の鋭い回折ピーク(FSDP,Q1),主ピーク(PP,Q2)および第三ピーク(Q3)の理解を試みた。FSDPは四面体分子状液体で観測されるので,FSDP(Q1)はネットワーク形成の特徴ではないことを確認した。PP(Q2)は配向相関を反映することが分かった。全ての無秩序材料,一般的な液体金属においてさえ観察されるQ3は,単純な対相関に由来する。さらに,無秩序材料のトポロジーに関する情報を,パーシステントホモロジー解析を利用することによって明らかにした。シリカ(SiO2)ガラスのパーシステント図は,ガラス中のリングの形状が同程度の密度を有する結晶相(αクリストバライト)のそれらと類似しているだけでなく,より高い密度を有する結晶相(α石英とコーサイト)に存在するリングにも類似していることを示唆した。すなわち,これは無秩序の特徴であると考えられる。さらに,パーシステントホモロジーに関して,四面体ネットワークと四面体分子状液体の間の相違,および液体と非晶質(ガラス状)状態の間の相違と類似性を明らかにすることに成功した。一連の解析により,回折データとパーシステントホモロジー解析の組み合わせは,無秩序材料のハローパターンに隠された構造的特徴を明らかにするための有用なツールであることを実証した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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液体構造一般  ,  非晶質の構造一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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