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J-GLOBAL ID：202002291767710473   整理番号：20A0116752

液中プラズマ法を用いた電解質溶液中のセルロース分解

Cellulose Decomposition in Electrolytic Solution Using In-Liquid Plasma Method

著者 (4件)： TANGE Kazuki (Graduate School of Science and Engineering, Ehime University) ,  NOMURA Shinfuku (Graduate School of Science and Engineering, Ehime University) ,  MUKASA Shinobu (Graduate School of Science and Engineering, Ehime University) ,  KITAHARA Takuma (Graduate School of Science and Engineering, Ehime University)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy (Web)  (Journal of the Japan Institute of Energy (Web))
巻： 98  号： 10  ページ： 265-271(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1021A  ISSN： 1882-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 将来の持続可能なエネルギー開発のために,H₂は有望な燃料である。セルロース懸濁液は,27.12 MHzの高周波液体中プラズマによって分解されH₂が生成される。液中プラズマ分解において,H₂生成の効率を改善するためにNa₂SO₄の電解質溶液が使用された。H₂はセルロースのプラズマ分解によって生じる主生成物であるが,一酸化炭素,二酸化炭素,およびその他の低級可燃性ガスも発生した。プラズマの生成には電子放出が必要であり,Na⁺およびSO₄^2-イオンが銅電極と衝突することで電子放出は増加する。従って,プラズマのサイズはNa₂SO₄濃度と共に増大し,セルロース分解量の増加につながり,エネルギー効率は改善された。また,OHラジカル濃度を推定するために,溶液中のH₂O₂ 濃度を測定した。OHラジカルはセルロース分解のために消費されるので,セルロース懸濁液中のH₂O₂の濃度は非常に小さかった。(著者抄録)

シソーラス用語： プラズマ ,  電解質溶液 ,  分解 ,  *セルロース ,  *プラズマ処理 ,  水素 ,  電子放出 ,  エネルギー効率 ,  ヒドロキシルラジカル ,  *生物燃料 ,  持続可能な開発 ,  懸濁液 ,  可燃性ガス ,  セルロース分解 ,  *プラズマ分解 ,  液中プラズマ ,  RFプラズマ
準シソーラス用語： 高周波プラズマ

著者キーワード (4件)： 水素 ,  無線周波数 ,  液体プラズマ ,  セルロース

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (29件)：

• 1) Saidur, R.; Abdelaziz, EA.; Demirbas, A.; Hossain, MS.; Mekhilef, S., Renew. Sustain. Energy. Rev, 15, 2262-89 (2011)
• 2) Brethauer, S.; Wyman, C. E., Bioresour. Technol, 101, 4862-74 (2010)
• 3) Kazi, F. K.; Patel, A. D.; Serrano-Ruiz, J. C.; Dumesic, J. A.; Anex, R. P., Chem. Eng. J, 169, 329-38 (2011)
• 4) Demirbaş, A., Energy. Convers. Manag, 42, 1357-78 (2001)
• 5) Zhou, J.; Zhang, L., Polym. J., 32, 866-70 (2000)

タイトルに関連する用語 (3件)： 液中プラズマ ,  電解質溶液 ,  セルロース分解