特許
J-GLOBAL ID:202003009526289669

沈殿促進剤およびそれを用いる沈殿化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 高島 一 ,  鎌田 光宜 ,  當麻 博文 ,  中 正道
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-570709
特許番号:特許第6733554号
出願日: 2016年01月21日
請求項(抜粋):
【請求項1】 有機基で保護された有機化合物を、溶媒から沈殿させるための沈殿促進剤であって、 前記沈殿促進剤が、 (1) 式(II): [式中、 R1は、それぞれ独立して、直鎖状のC10-40アルキル基を示し; X1は、それぞれ独立して、単結合、-O-、-C(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-C(=O)NH-または-NHC(=O)-を示し; 環A2および環B1は、それぞれ独立して、置換されていてもよいC3-14炭化水素環を示し; X2は、それぞれ独立して、-(CH2)p-、-(CH2)p-O-(CH2)q-、-(CH2)p-C(=O)-(CH2)q-、-(CH2)p-C(=O)O-(CH2)q-、-(CH2)p-OC(=O)-(CH2)q-、-(CH2)p-C(=O)NH-(CH2)q-または-(CH2)p-NHC(=O)-(CH2)q-(pおよびqは、それぞれ独立して、0〜3の整数を示す。)を示し; X3は、単結合、-(CH2)r-O-、-(CH2)r-C(=O)-、-(CH2)r-C(=O)O-、-(CH2)r-OC(=O)-、-(CH2)r-C(=O)NH-または-(CH2)r-NHC(=O)-(rは、0〜3の整数を示す。)を示し; R2は、水素原子、置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基、置換されていてもよいC1-6アルキル基、置換されていてもよいC2-6アルケニル基、置換されていてもよいC2-6アルキニル基、置換されていてもよいC6-14アリール基、置換されていてもよい単環式複素環基またはトリ(C1-6アルキル)シリル基を示し; mは、1〜4の整数を示し; m’は、mが1の場合、0または1を示し、mが2、3または4の場合、1を示す。]で表される化合物であるか、あるいは (2) -O-、-C(=O)-、-C(=O)O-および-OC(=O)-からなる群から選択される基を介して、直鎖状のC10-30アルキル基を3〜6個有し、且つさらに置換されていてもよいC1-8アルカン であり; 前記有機基が、式(III): [式中、 **は、保護される基との結合位置を示し; Lは、単結合、または式(a1)若しくは(a1’): (式中、 *は、Yとの結合位置を示し; **は、前記と同義であり; R8およびR9は、それぞれ独立して、C1-22炭化水素基を示し; L1は、2価のC1-22炭化水素基を示し;且つ L2は、単結合を示すか、または**C(=O)N(R2’)-R1’-N(R3)***(式中、**は、L1との結合位置を示し、***は、C=Oとの結合位置を示し、R1’は、C1-22アルキレン基を示し、R2’およびR3は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC1-22アルキル基を示すか、またはR2’およびR3が一緒になって、環を形成していてもよい。)で表される基を示す。)で表される基を示し、 Yは、単結合、酸素原子、またはNR(Rは、水素原子、アルキル基またはアラルキル基を示す。)を示し、並びに Zは、式(a2)、式(a2’)または式(a2”): [式中、 *は、結合位置を示し; R4は、水素原子であるか、あるいはRbが、下記式(a3)で表される基である場合には、環CのR6と一緒になって単結合または-O-を示して、環Aまたは環Bおよび環Cと共に縮合環を形成していてもよく; k個のQは、それぞれ独立して、-O-、-C(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-C(=O)NH-または-NHC(=O)-を示し; k個のR5は、それぞれ独立して、直鎖状のC10-40アルキル基を示し; kは、3〜4の整数を示し; 環Aおよび環Bは、それぞれ独立して、k個のQR5に加えて、さらにハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アルキル基、およびハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基からなる群から選択される置換基を有していてもよく; Raは、水素原子、またはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を示し;並びに Rbは、水素原子、または式(a3): (式中、*は、結合位置を示し; jは、0〜4の整数を示し; j個のQは、それぞれ独立して、前記と同意義を示し; j個のR7は、それぞれ独立して、炭素数10以上の脂肪族炭化水素基が単結合またはリンカーを介して結合した炭化水素基を示し; R6は、水素原子を示すか、或いは環Aまたは環BのR4と一緒になって単結合または-O-を示して、環Aまたは環Bおよび環Cと共に縮合環を形成していてもよく;且つ 環Cは、j個のOR7に加えて、さらにハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アルキル基、およびハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基からなる群から選択される置換基を有していてもよい。)で表される基を示すか、或いは RaおよびRbが、一緒になってオキソ基を形成する。]で表される基であり;かつ 前記有機化合物が、さらに核酸合成に用いられる保護基で保護されていてもよい、ヌクレオシド、ヌクレオチド若しくはオリゴヌクレオチド、またはさらにペプチド合成に用いられる保護基で保護されていてもよい、アミノ酸若しくはペプチドである、 沈殿促進剤。
IPC (3件):
C07H 21/02 ( 200 6.01) ,  C07H 21/04 ( 200 6.01) ,  C07K 1/30 ( 200 6.01)
FI (3件):
C07H 21/02 ,  C07H 21/04 A ,  C07K 1/30
引用特許:
審査官引用 (5件)
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引用文献:
審査官引用 (1件)

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