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J-GLOBAL ID：202102219309649242   整理番号：21A0062203

易分解性有機物を対象とした底泥浄化

SUPPLY AND CONSUMPTION MECHANSIM OF ASH (MINERAL) TO DEPOSITED MUD

著者 (4件)： 太田知志 (株式会社建設環境研究所 中部支社) ,  吉村一輝 (広島大学 大学院工学研究科) ,  中下慎也 (広島大学 大学院工学研究科) ,  日比野忠史 (広島大学 大学院工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_919-I_924(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 臭気を放出する河川堆積泥の浄化のため,堆積泥の土質・化学特性に関する調査・分析,室内実験を行なった.本研究の目的は悪臭の起源となる底泥の有機物特性を明らかにして,対象とする河川底泥に対するGCAの散布効果を確認することである.底泥調査では,河川の数地点で採泥した有機泥と下水放流等の特徴を持つ堆積有機泥の土質・化学特性を比較することで,対象河川底泥の有機物特性を把握した.有機泥分析に合わせてGCAと底泥を混合した混合泥層内で起こる化学反応に応じた酸化還元電位を測定し,GCAの底泥に対する効果を検討した.結果として易分解性有機物の化学特性(溶出,燃焼)および易分解性有機物を含む有機泥に対するGCAの作用として,金属イオンを有機泥から脱離させる効果が有り,有機物の減量を助長する機能が明らかにされた.(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  流送土砂 ,  *泥土 ,  *浄化 ,  現地調査 ,  化学分析 ,  *屋内試験 ,  臭気源 ,  *石炭灰 ,  堆積物 ,  酸化還元電位 ,  有機物
準シソーラス用語： 堆積土砂 ,  底泥 ,  GCA【粒】 ,  有機泥 ,  易分解性有機物

著者キーワード (5件)： stench ,  granulated coal ash (GCA) ,  dilution ,  dissolution ,  combustin

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (5件)：

• 1) 玉井和久,小畑健二,芳倉勝治,日比野忠史,山本裕規,三戸勇吾:石炭灰造粒物の海底被覆による中・長期的な海域環境改善効果,土木学会論文集 B3(海洋開発),pp. I_892-I_897.2013.
• 2) 森本優希,林利洋,中本健二,日比野忠史:河岸ヘドロ上に散布された石炭灰造粒物の浄化機能と効果の持続性,土木学会論文集B1(水工学), Vol. 73, No. 4,pp. 1219-1224. 2017.
• 3) 濱田泰広,田辺弘雄,清水直樹,吉岡一郎,三戸勇吾,斉藤直,日比野忠史:スカムが発生する内港での底質環境の改善法の設計と施工,土木学会論文集 B3(海洋開発),Vol. 68(No. 2),pp. I_1151-I_1156,2012.
• 4) 阿部真己,駒井克昭,今川昌孝,日比野忠史:汽水干潟域での有機物の輸送・堆積特性, 土木学会論文集 B2(海岸工学) Vol. 66.No. 1, pp. 1091-1095. 2010.
• 5) 岡村宏信,小枝豪志,中下慎也,日比野忠史:有機泥の沈降特性とフロック構造による有機泥密度の推定法の確立,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 68, No2. pp. 1031-1035. 2012.

タイトルに関連する用語 (3件)： 易分解性有機物 ,  底泥 ,  浄化