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J-GLOBAL ID:202302262844677210   整理番号:23A2814388

麹菌固体培養技術を駆使する高機能化日本ワインパミス麹の創生

Creation of highly functionalized Japanese wine pomace koji using koji mold solid culture technology
著者 (5件):
資料名:
号: 32  ページ: 26-30  発行年: 2023年10月10日 
JST資料番号: F2025A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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我々は,微生物・植物二次代謝産物の構造の一部を微生物変換し,医薬・化粧品素材に開発してきた。日本の国菌,麹菌を用いる固体培養では液体培養では得られない多様な酵素が生産されることが知られているが,これまでに二次代謝産物の微生物変換に利用されてきた例は存在しなかった。我々は,大学,公設試,植物素材企業,醸造・醗酵企業,種麹メーカーと連携し,固体培養麹研究コンソーシアムを立ち上げ,二次代謝産物が豊富に含まれるが麹菌固体培養には利用されていなかった植物素材の高機能化研究に取り組んできた。本研究では日本ワインパミスを植物素材として麹菌固体培養による微生物変換研究を行った。その結果,複数の産業用麹菌を用いてワインパミス麹を調製することができ,ポリフェノール類などの成分変化が観察され,それに伴い抗酸化活性が増加する可能性が示唆された。今後は,さらなる培養条件の検討を加え,高機能化されたワインパミス麹の調製方法を確立し,それらを素材とする商品の開発を目指したい。(著者抄録)
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分類 (1件):
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微生物代謝産物の生産 
引用文献 (5件):
  • H.Kanzaki, S.Yanagisawa, K.Kanoh, T.Nitoda, A novel potent cell cycle inhibitor dehydrophenylahistin: Enzymatic synthesis and inhibitory activity toward sea urchin embryo, J.Antibiot., 55, 1042-1047 (2002)
  • 神崎浩,仁戸田照彦, 微生物変換による新しい天然由来の化粧品素材開発を目指して--オリーブ葉由来抗酸化成分の微生物による高機能化, フレグランスジャーナル, 36,63-66(2008)
  • H.Yamashita, Koji starter and koji world in Japan. J. Fungi, 7, 569 (2021)
  • M.Machida, O.Yamada, K.Gomi, Genomics of Aspergillus oryzae: Learning from the History of Koji Mold and Exploration of Its Future, DNA Res. B, 173-183, (2008)
  • Y.Hata, H.Ishida, Y.Kojima, E.Ichikawa, A.Kawato, K.Suginami, S.Imayasu, Comparison of two glucoamylases produced by Aspergillus oryzae in solid-state culture (koji) and in submerged culture J. Ferment. Bioeng., 84, 532-537 (1997)

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