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J-GLOBAL ID:200903045587065672

ペプチドのC末端アミノ酸配列解析方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (3): 金田 暢之 ,  伊藤 克博 ,  石橋 政幸
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2002347777
Publication number (International publication number):2004184092
Application date: Nov. 29, 2002
Publication date: Jul. 02, 2004
Summary:
【課題】ペプチドのC末端アミノ酸を逐次的に分解する際、ペプチド途中におけるペプチド結合の切断などの好ましくない副次反応を抑制でき、その化学的な処理を汎用性の富む条件で実施することが可能な、逐次的C末端アミノ酸の分解反応手段を利用したペプチドのC末端アミノ酸配列解析方法の提供。【解決手段】予めゲル電気泳動法により分離した対象ペプチドを、ゲル上に担持状態のままで、脱水処理を施し、双極性非プロトン性溶媒中、少量のパーフルオロアルカン酸をアルカン酸無水物に加えた混合溶液中に浸漬し、30°C〜80°Cの範囲の温度で、ゲル担体の再膨潤と、5-オキサゾロン構造を経て、該5-オキサゾロン環の開裂に伴うC末端アミノ酸の分解により得られる一連の反応産物の分子量減少に基づき、C末端アミノ酸配列を特定する。【選択図】 なし
Claim (excerpt):
解析対象とするペプチドのC末端アミノ酸配列を解析する方法であって、 対象とするペプチドより、化学的手段によりC末端アミノ酸を逐次的に分解して得られる一連の反応生成物を含む混合物を調製する工程と、 前記一連の反応生成物と、元となるペプチドとの分子量差を、質量分析法により分析し、かかるC末端アミノ酸の逐次的分解に伴う分子量減少を測定する工程と、 測定された一連の分子量減少量に基づき、逐次的分解された一連のアミノ酸を特定し、C末端より配列させて、C末端のアミノ酸配列情報を得る工程とを具え、 前記C末端アミノ酸を逐次的に分解する工程は、 予めゲル電気泳動法による分離がなされ、該ゲル担体上に担持された状態の対象とするペプチド試料に対して、 前記ゲル担体中に含浸される水溶媒を、該ゲル状物質の溶解を引き起こさず、かつ、水に対して親和性を有する極性非プロトン性溶媒を用いて、希釈除去することにより、該ゲル担体の脱水処理を行う工程と、 前記脱水処理を施した後、該ゲル担体上に担持された状態の対象とするペプチド試料に対して、30°C〜80°Cの範囲に選択される温度において、 該ゲル状物質内に浸潤でき、膨潤状態に維持可能である、双極性非プロトン性溶媒中に、パーフルオロアルカン酸をアルカン酸無水物に対して少量となる比率で溶解してなる混合溶液を用いて、該混合溶液中に該ゲル担体を浸漬することにより、担持された状態の対象とするペプチド試料にアルカン酸無水物とパーフルオロアルカン酸とを作用させ、 ペプチドのC末端において、下記する一般式(III):
IPC (4):
G01N33/68 ,  G01N27/447 ,  G01N27/62 ,  G01N27/64
FI (7):
G01N33/68 ,  G01N27/62 D ,  G01N27/62 K ,  G01N27/62 V ,  G01N27/64 B ,  G01N27/26 315C ,  G01N27/26 315G
F-Term (5):
2G045AA34 ,  2G045BA11 ,  2G045BA13 ,  2G045FB05 ,  2G045JA01
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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Article cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • Molecular & Cellular Proteomics, 2002, vol.1, no.9, p.691

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