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J-GLOBAL ID:200903049200376549

炭酸カルシウム分散体の製造方法及び食品組成物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 伊丹 健次
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993307503
Publication number (International publication number):1995138018
Application date: Nov. 12, 1993
Publication date: May. 30, 1995
Summary:
【要約】【構成】 特定の物性を具備する炭酸カルシウムと、HLBが10以上の親水性乳化剤と、水の混合スラリーよりなる食品添加用カルシウム剤スラリーを炭酸カルシウム固形分濃度が1〜60重量%で、乳化、分散、粉砕機を用い、吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該水懸濁液同士を衝突させることにより分散せしめ、特定の重量平均粒子径を有する炭酸カルシウム分散体を調製する方法。【効果】 得られる炭酸カルシウム分散体は液中の分散性が優れており、該分散体を用いた食品組成物は長期間に亘って安定である。
Claim (excerpt):
炭酸カルシウムとHLBが10以上の親水性乳化剤と水の混合スラリーよりなる食品添加用カルシウム剤スラリーの製造方法において、該混合スラリーが下記(a)、(b)、(c)及び(d)の何れかの方法により調製され、且つ、下記(a)、(b)、(c)及び(d)に用いられる炭酸カルシウムの物性が下記(ア)、(イ)の物性を具備し、更にHLBが10以上の親水性乳化剤が下記(ウ)の要件を満たすことを特徴とする炭酸カルシウム分散体の製造方法。(ア)200°Cで4時間乾燥時の含水水分量が2重量%以下である。(イ)窒素吸着法(BET法)による比表面積が6m2/g〜60m2/gの範囲である。(ウ)調製された炭酸カルシウムと水と親水性乳化剤とからなる混合スラリーにおいて、該炭酸カルシウム分散体中の炭酸カルシウムの粒度分布における重量(体積)平均径P(μm)と、炭酸カルシウム分散体中の炭酸カルシウム100重量部に対するHLBが10以上の親水性乳化剤の添加重量部Qが、下記の要件を具備する。Q≧(1.87/P)+6.17 ・・・ ?@P≦0.8(a)上記(ア)、(イ)の物性を具備する炭酸カルシウム粉体に水を添加し、炭酸カルシウム固形分濃度が1〜60重量%の炭酸カルシウムの水懸濁液を調製し、該水懸濁液を吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該水懸濁液同士を衝突させることにより分散、粉砕せしめた後、調製された炭酸カルシウムスラリーに、HLBが10以上の親水性乳化剤、及び必要に応じて水を上記(ウ)の要件を満たすように添加処理することを特徴とする炭酸カルシウム分散体の製造方法。(b)上記(ア)、(イ)の物性を具備する炭酸カルシウム粉体に水を添加し、炭酸カルシウム固形分濃度が1〜60重量%の炭酸カルシウムの水懸濁液を調製し、該水懸濁液を吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該水懸濁液同士を衝突させることにより分散、粉砕せしめた(一次分散)後、調製された炭酸カルシウムスラリーに、HLBが10以上の親水性乳化剤、及び必要に応じて水を添加し、炭酸カルシウム固形分濃度が1〜60重量%の炭酸カルシウムと親水性乳化剤と水とからなる混合スラリーを調製し、該混合スラリーを吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該混合液同士を衝突させることにより分散、粉砕、乳化せしめる装置を用いて分散せしめる(2次分散)際に、上記(ウ)の要件を満たすように親水性乳化剤を添加処理することを特徴とする炭酸カルシウム分散体の製造方法。(c)上記(ア)、(イ)の物性を具備する炭酸カルシウム粉体にHLBが10以上の親水性乳化剤及び必要に応じて水を添加し、炭酸カルシウム固形分濃度が1〜60重量%の混合スラリーを調製し、該混合スラリーを吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該混合スラリー同士を衝突させることにより分散、粉砕、乳化せしめる装置を用いて分散せしめるに際し、上記(ウ)の要件を満たすように親水性乳化剤を添加処理することを特徴とする炭酸カルシウム分散体の製造方法。(d)上記(a)、(b)、(c)の方法において、(a)、(b)、(c)に記載の乳化、分散、粉砕せしめる装置を用いる前のスラリーを超音波分散機を用いて予備分散した後、吐き出し時の圧力が70〜35000kg/cm2 の圧力でチャンバー内に導入し、ディスクに衝突させることにより、或いは、該水懸濁液同士を衝突させることにより分散、粉砕、乳化せしめる装置を用いて分散せしめるに際し、上記(ウ)の要件を満たすように親水性乳化剤を添加処理することを特徴とする炭酸カルシウム分散体の製造方法。但し、上記(a)、(b)、(c)及び(d)の方法における吐き出し時の圧力の計算において、1000kg/cm2 の圧力にて5回繰り返し、乳化、粉砕を行った場合、1000kg/cm2 ×5=5000kg/cm2 の圧力で乳化、粉砕を行ったものとみなして計算するものとする。また、(b)の方法において、1次分散を3000kg/cm2 の圧力で1回粉砕し、2次分散を2000kg/cm2 の圧力にて4回繰り返し、乳化、分散を行った場合、3000×1+2000×4=11000kg/cm2 の圧力で乳化、粉砕を行ったものとみなして計算するものとする。
IPC (3):
C01F 11/18 ,  A23L 1/304 ,  B01J 13/00
Patent cited by the Patent:
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Cited by examiner (5)
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