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J-GLOBAL ID:200903079454618875

焼却灰からのコンクリート用人工骨材の製造法および製造装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 吉村 勝俊 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996352162
Publication number (International publication number):1998167783
Application date: Dec. 11, 1996
Publication date: Jun. 23, 1998
Summary:
【要約】【課題】 ごみ焼却灰や飛灰の溶融スラグから、無害化されかつ緻密に再結晶化したコンクリート用人工骨材を製造すること。【解決手段】 焼却灰と飛灰とを還元溶融する前に、溶融スラグ中のMgOが5%ないし20%の範囲における目標含有率もしくはそれに極めて近似した含有率となるように、MgOを含む造滓材を添加する。調合された原料に微粉炭23およびプラスチック廃材24を添加することにより、粉コークスを生成させる同時に、原料の予熱や脱ガス,原料の一部の還元をする。事前処理された原料7を還元溶融することによって、原料中のFe系酸化物は還元して溶融銑鉄5となる。他の重金属類および還元可能な酸化物を還元して生じた元素が、溶融銑鉄に溶解する。同時に、ガス含有率が低く重金属類等を含まない溶融スラグ6が生成される。溶融スラグを凝固し熱処理すると、再結晶化した緻密な組織の人工砂利64となる。
Claim (excerpt):
生活ごみ,下水汚泥,産業廃棄物等を焼却して生じた焼却灰や下水汚泥乾燥粉の溶融スラグから人工骨材を製造する方法において、前記焼却灰や飛灰を、120°Cないし250°Cに加熱する乾燥工程と、乾燥された焼却灰や飛灰ならびにMgOを含む造滓材を秤量することにより、これらの原料から生成される溶融スラグ中のMgOが5%ないし20%の範囲における目標含有率もしくはそれに極めて近似した含有率となるように、原料を所定配合比率にする調合工程と、調合された原料に微粉炭およびプラスチック廃材を添加することにより炉体の略全領域を700°Cないし1,000°Cに保持した状態で、前記微粉炭から粉コークスを生成させる同時に、前記原料の予熱や脱ガス,原料の一部の還元をする加熱工程と、前記予熱された原料中のFe系酸化物を溶融還元して溶融銑鉄を生成し、この溶融銑鉄に他の重金属類および還元可能な酸化物を還元して生じた元素を溶解させると共に、ガス含有率が極めて低く上記重金属類等を可及的に含まない溶融スラグを生成して前記溶融銑鉄の上部に滞留させる還元溶融工程と、前記溶融銑鉄とは独立して出滓された溶融スラグを金型に流して板状にすると共に搬送し、その搬送の間に鋳造スラグを成形する鋳造工程と、上記鋳造スラグを金型から離型した後に、4mmないし40mm好ましくは5mmないし25mmに砕く破砕工程と、破砕により生じた鋳造スラグ粒を850°Cないし1,200°Cの雰囲気下で転動させ、該鋳造スラグ粒中に残留する非晶質部分を再結晶化させると共に鋳造スラグ粒の残留内部歪を除去する熱処理工程と、を有して、組織の緻密な再結晶化した人工砂利を生成させることを特徴とする焼却灰からのコンクリート用人工骨材の製造法。
IPC (3):
C04B 18/04 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C04B 5/00
FI (4):
C04B 18/04 ZAB ,  C04B 5/00 Z ,  B09B 3/00 303 L ,  B09B 3/00 304 G
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (4)
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