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J-GLOBAL ID:201303021455605747

ニトリラーゼおよびニトリラーゼを用いるカルボン酸の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (3): 清水 初志 ,  新見 浩一 ,  川本 和弥
Gazette classification:特許公報
Application number (International application number):2006195014
Publication number (International publication number):2008022706
Patent number:4884863
Application date: Jul. 18, 2006
Publication date: Feb. 07, 2008
Claim (excerpt):
【請求項1】 有機溶媒を含む水溶液中で、受託番号FERM P-20349で表されるアースロバクター エスピー F-73株に由来し下記[1]〜[7]の理化学的性質を有する精製したニトリラーゼを、ニトリル化合物に接触させ、生成されるカルボン酸を回収する工程を含む、カルボン酸の製造方法であって、 該ニトリル化合物が、2-チオフェンアセトニトリル、3-チオフェンアセトニトリル、3-ピリジンアセトニトリル、2-ピリジンアセトニトリル、4-トリルアセトニトリル、3-トリルアセトニトリル、ベンジルシアナイド、マンデロニトリル、および2-ヒドロキシ-4-メチルチオブチロニトリルからなる群から選択され、 該有機溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、アセトン、DMSO、DMF、n-ヘプタノール、n-オクタノール、n-ヘキサン、n-オクタン、n-ヘキサデカン、t-酪酸メチル、ジイソプロピルエーテル、および酢酸エチルからなる群から選択される、方法; [1]作用: ニトリル化合物のニトリル基に作用し、ニトリル基を酸化してカルボキシル基にする、 [2]基質特異性: 2-チオフェンアセトニトリルに作用するが、アセトニトリル、ベンゾニトリルに作用しない、 [3]至適pH: pH6.0〜8.0(反応温度30°C)でニトリラーゼの酸化活性が至適である、 [4]至適温度: 40〜45°Cでニトリル基の酸化作用が最大活性を示す、 [5]pH安定性: pH5.0-11.0が安定領域である、および [6]分子量: ゲルろ過法による分子量が約530kDa、 SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動により、分子量約44kDaのサブユニットに分離される、 [7]有機溶媒耐性: メタノール、エタノール、アセトン、DMSOおよび2-プロパノールからなる群から選択されたいずれかの有機溶媒を20%(V/V)含む水溶液で、20°Cで60分間処理して50%以上の残存活性を示す。
IPC (2):
C12P 7/40 ( 200 6.01) ,  C12N 9/88 ( 200 6.01)
FI (2):
C12P 7/40 ,  C12N 9/88
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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Article cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 日本生物工学会大会講演要旨集 (2004) vol.2004, p.113(3A10-2)

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