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J-GLOBAL ID:201303046208880568

コヒーレント反ストークスラマン散乱(CARS)分光法における非共鳴バックグラウンド低減のための方法および装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (4): 川口 嘉之 ,  佐貫 伸一 ,  丹羽 武司 ,  関根 武彦
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2013523657
Publication number (International publication number):2013536415
Application date: Aug. 02, 2011
Publication date: Sep. 19, 2013
Summary:
本発明の実施形態は、トランスフォームリミットパルスを採用しない安価なレーザシステムを使用する場合でも、コヒーレント反ストークスラマン分光法(CARS)において生成される反ストークス信号からの非共鳴バックグラウンドを除去できる、単純かつ堅牢なシステムを提供する。特に、共鳴CARS信号は実成分および虚数成分を有する。虚数成分は、自発ラマンスペクトルに直接関係し、これについては化学物質検知が可能な大規模なスペクトルデータベースが既に存在する。他方、NRB信号は実成分のみを有する。本発明の実施形態では、CARS信号全体の虚数成分を回復することを狙いとして、直交偏光において2つのCARS信号を同時生成することによって達成する。つまり、一方が、実成分に破壊的に干渉する(すなわち実成分から減算される)虚数成分、他方が、それらに建設的に干渉する虚数成分を有する。これら2つの偏光を測定して、それらを減算することによって、信号の実部を相殺し、虚数成分のみを残す。
Claim (excerpt):
コヒーレント反ストークスラマン散乱(CARS)分光法において得られる非共鳴バックグラウンド信号を低減させる方法であって、 直線偏光を有する第1のビームを生成するステップであって、前記第1のビームが、ストークスビームまたはポンプ/プローブビームの一方のビームであるステップと、 一方が他方に対してλ/4だけ遅延されている2つの直交成分を有する第2のビームを生成するステップであって、前記第2のビームが、前記ストークスビームまたは前記ポンプ/プローブビームの他方のビームであるステップと、 前記ストークスビームおよび前記ポンプ/プローブビームを、特性化対象の試料に向け、これから2つの直交偏光反ストークスビームを得るステップと、 干渉する実成分および虚数成分をそれぞれ有する前記2つの直交偏光反ストークスビームを分離し、それらの信号を検出するステップと、 前記試料のラマンスペクトルに関する信号を含む前記虚数成分を得て、前記非共鳴バックグラウンド信号を含む前記実成分を減少させるよう前記反ストークス信号を処理するステップと、 を含む方法。
IPC (1):
G01N 21/65
FI (1):
G01N21/65
F-Term (12):
2G043BA16 ,  2G043EA03 ,  2G043FA02 ,  2G043HA07 ,  2G043HA09 ,  2G043JA01 ,  2G043KA08 ,  2G043KA09 ,  2G043LA02 ,  2G043LA03 ,  2G043MA01 ,  2G043NA01
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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