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J-GLOBAL ID：201702287858614621   整理番号：17A0553472

Pd,AuとPd₃Auのなくなった(110)-(1×2)列再建表面上のCO吸着 電子構造と振動周波数

CO Adsorption on (110)-(1×2) Missing-Row Reconstructed Surfaces of Pd, Au, and Pd₃Au: Electronic Structures and Vibrational Frequencies

著者 (7件)： CHANTARAMOLEE Bhume (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  PADAMA Allan Abraham B. (Univ. Philippines Los Banos, Laguna, PHL) ,  NAKANISHI Hiroshi (National Inst. Technol., Akashi Coll., Hyogo, JPN) ,  KASAI Hideaki (National Inst. Technol., Akashi Coll., Hyogo, JPN) ,  KASAI Hideaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OGURA Shohei (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  FUKUTANI Katsuyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 86  号： 4  ページ： 044712.1-044712.9  発行年： 2017年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最上層でAuが87.5%分離したPd,AuとPd₃の(110)-(1×2)なくなった列再建表面上のCO分子の吸着を密度汎関数論に基づく第一原理計算によって研究した。純粋なPd面で,COは峰サイトの近くの偽fcc中空サイトに,優先的に吸着される。純粋Auと合金面で,通常,峰サイトは,吸着のために最も安定である。炭素原子と表面原子の間のチャージ蓄積は,より高いチャージ蓄積でより高い結合エネルギーとなる計算した吸着エネルギーを説明する。COの表面と吸着エネルギーとの相互作用も,結晶軌道の重畳占有(COOP)法を用い,そして,d-バンド・モデルを考慮して分析した。CO振動モードは,比較のために実験的に研究した。振動周波数は,表面原子の最近隣の数ならびに最近隣を構成する原子のタイプによって,強く影響される。一般に,CO吸着サイトの少ない最近隣は,より高い振動の周波数となる。一定の最近隣の吸着サイトのために,Pdの存在は,振動の周波数をわずかに減少させる。この観察は,表面との相互作用によるCOの誘導2π^*電子軌道の広幅化と占有に起因している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： パラジウム化合物 ,  金化合物 ,  *電子構造 ,  *一酸化炭素 ,  *吸着 ,  振動 ,  周波数 ,  密度汎関数法 ,  炭素 ,  原子

分類 (1件)： 金属結晶の電子構造  (BM02050C)

引用文献 (44件)：

• E. Antolini, Energy Environ. Sci. 2, 915 (2009).
• S. Yun and S. T. Oyama, J. Membrane Sci. 375, 28 (2011).
• B. Chantaramolee, A. A. B. Padama, H. Kasai, and Y. W. Budhi, J. Membrane Sci. 474, 57 (2015).
• M. Wilde, K. Fukutani, W. Ludwig, B. Brandt, J. H. Fischer, S. Schauemann, and H. J. Freund, Angew. Chem., Int. Ed. 47, 9289 (2008).
• S. Ogura, M. Okada, and K. Fukutani, J. Phys. Chem. C 117, 9366 (2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： Pd ,  Au ,  再建 ,  CO吸着 ,  電子構造 ,  振動周波数