抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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本論文では,機械構造システムで多用されているボルト締結体における緩み問題に対して,自己励振が可能なスマートワッシャを利用したボルト緩み検知の適用について述べている。これまで本研究では,部分空間同定法を利用し,スマートワッシャの固有振動数を同定するボルト緩み検知手法を検討していた。しかし,同定入力の選定が同定精度に影響を及ぼすことやスマートワッシャの状態空間モデルを同定する際に生じる同定誤差やモデル化誤差の影響を受け検知精度が劣化する問題点が確認された。そこで,より簡便かつ確実な緩み検知手法として,複数オブザーバを利用したスーパーバイザによる緩み検知手法を提案する。数値シミュレーション及び検証実験によりその実現可能性を検証するとともに,従来法と比較することによって有効性を考察する。(著者抄録)