抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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企業進出の多い東アジアでは通信インフラの品質が悪く,中小製造業が海外における生産現場の状況を映像情報を用いて確認・監視することが難しい。本論文では,業務に必要でない映像部分の伝送レートや映像解像度を減らし,限られたネットワーク回線容量内で最大限の情報を伝達する効率的な映像伝送方法を提案した。本方法ではMotionJPEG映像の1フレームに対してクライアントが注視画像と背景画像,及びそれらの圧縮率と伝送レートを指定する。ベトナムと日本の拠点間をインターネットVPN(Virtual Private Network)で接続し,注視映像をQVGA(Quarter Video Graphics Array),QQVGA(Quarter QVGA)サイズとして実験したところJPEG品質50では1.87fps,3.89fpsと従来の3倍と6倍の伝送レートが得られた。また,クライアント側で全体映像は体感的に変わりないことがわかった。さらに,フレームサイズと伝送レートの関係から回線速度に最適な注視映像サイズや,伝送レートの推定が可能なことが確かめられた。