特許
J-GLOBAL ID:200903015674002370
閾値設定方法とシステムおよびプログラム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
渡邉 昌幸
, 磯村 雅俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-155065
公開番号(公開出願番号):特開2008-311719
出願日: 2007年06月12日
公開日(公表日): 2008年12月25日
要約:
【課題】ネットワークで送受信されるデータ量などのトラヒックの異常検知を高精度に、かつ効率的に行うことを可能とする閾値設定を行う。【解決手段】通信トラヒックの異常検知に用いる閾値を自動設定する閾値設定システム1であって、振分器2は、コンフィグ情報を参照して、入力された観測値を予め設定された代表時刻を含む考慮期間単位に分け、統計量計算器3は、各考慮期間内のトラヒックデータの平均値と標準偏差を計算し、その組を統計量として求めると共に、現周期におけるいずれかの考慮期間に該当するデータが全て観測されるごとに計算される統計量と、過去周期までに計算された統計量の重み付け平均(平均統計量)を計算し、閾値設定用統計量計算器4は、全ての代表時刻における各平均統計量の重み付け平均を閾値設定用統計量として算出し、閾値計算器5は、閾値設定用統計量と予め定められたパラメタを用いて閾値を算出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
所定の時間間隔単位で時系列に集計されるデータ量が周期的に増減する際、該データの異常判定に用いる基準値からの逸脱量としての閾値を、プログラムされたコンピュータによって自動設定する方法であって、
プログラムされたコンピュータの処理手段として、第1の処理手段、第2の処理手段、第3の処理手段、第4の処理手段、第5の処理手段、第6の処理手段とを具備し、
前記第1の処理手段は、
予め設定される一周期分のデータ長と、該一周期内に予め設定される1以上の代表時刻と、各代表時刻それぞれに対して予め設定される当該代表時刻を含む考慮期間と、重み付け平均の算出に用いる重み情報とを含むコンフィグ情報を入力して第1の記憶領域に記録する第1の手順を実行し、
前記第2の処理手段は、
予め定められたサンプリング時間間隔で計測されたデータ量情報を取得し、前記第1の記憶領域に記録された前記代表時刻毎に対応させて第2の記憶領域に記録する第2の手順を実行し、
前記第3の処理手段は、
現周期におけるいずれかの考慮期間内のデータ量情報が全て前記第2の処理手段により前記第2の記憶領域に記録される毎に、前記第2の記憶領域から、前記第1の記録領域に記録された前記代表時刻に対する考慮期間内のデータ量情報を読み出し、当該考慮期間内のデータ量に対しカルマンフィルタを含む時系列解析手法を用いて当該代表時刻の統計量を算出して第3の記憶領域に記録する第3の手順を実行し、
前記第4の処理手段は、
前記第3の手順が実行される毎に、前記第3の処理手段で計算される前記統計量と、過去周期までに算出された当該考慮期間の統計量の重み付け平均を平均統計量として算出して第4の記憶領域に記録する第4の手順を実行し、
前記第5の処理手段は、
全ての代表時刻における第4の処理手段が算出した前記平均統計量の重み付け平均を閾値設定用統計量として算出して第5の記憶領域に記録する第5の手順を実行し、
前記第6の処理手段は、
前記設定する閾値を、前記第5の処理手段が算出した閾値設定用統計量と予め定められたパラメタαを用い、(閾値設定用統計量における平均値)±α×(閾値設定用統計量における標準偏差)として求める第6の手順を実行する
ことを特徴とする閾値設定方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (4件):
5K030GA11
, 5K030KA02
, 5K030MA03
, 5K030MB09
引用特許: