特許
J-GLOBAL ID:200903085733408015

非同期ネットワーク型制御システム,このシステムにおけるプロセス管理方法およびプロセス管理プログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-223898
公開番号(公開出願番号):特開平11-065609
出願日: 1997年08月20日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】【課題】 実時間性を考慮しない非同期ネットワークでも、制御信号の伝送遅延時間を用いて変動無駄時間を管理し制御性能および安定性を向上を図る。【解決手段】 制御対象プロセス23が実行する所定のプロセス量をセンサ24で検出すると共にその検出時間をタイマ26により検出して、プロセス量とその検出時間とをプロセス信号として送信手段25より制御装置10に送信し、制御量演算手段11が受信されたプロセス量と制御目標値とから制御量を演算した後制御信号送信手段12がこの制御量に受信されたプロセス量検出時刻を乗せて制御対象20に送信する。制御対象20ではタイマ26が検出した制御信号受信時刻と送られてきたプロセス量検出時刻との差を制御信号受信手段21が伝送遅延時間として算出し、この伝送遅延時間に応じて受信した制御量を加工・修正してアクチュエータ22を駆動する。
請求項(抜粋):
非同期ネットワークを介して制御装置から送信された制御信号を制御対象側で受信し、この制御信号に基づいて制御対象における各種のプロセスを駆動し、そのプロセス量を検出して前記非同期ネットワークを介して前記制御装置側にプロセス信号を送信し、前記制御装置が受信したプロセス信号に基づいて制御量を演算する非同期ネットワーク型制御システムにおいて、前記制御装置は、前記プロセス信号を受信するプロセス信号受信手段と、このプロセス信号に基づいて前記制御対象側の前記プロセスの制御量を演算する制御量演算手段と、演算された前記制御量を含む制御信号を前記ネットワークを介して前記制御対象に送信する制御信号送信手段と、を備え、前記制御対象は、前記ネットワークを介して送信されてきた前記制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記制御信号に含まれる制御量に基づいて前記制御対象の各種のプロセスを駆動する駆動手段と、駆動された前記各種プロセスのプロセス量を検出する検出手段と、検出された前記プロセス量を含むプロセス信号を前記ネットワークを介して前記制御装置に送信するプロセス信号送信手段と、前記プロセス量の検出時刻と前記制御信号の受信時刻を計時する計時手段と、を備えると共に、前記プロセス信号送信手段は、前記計時手段により計時された前記プロセス量の検出時刻を前記プロセス信号に含ませて前記制御装置に送信し、前記制御信号送信手段は、受信された前記プロセス量の検出時刻を前記制御信号に含ませて前記制御対象に送信し、前記制御信号受信手段は、前記計時手段により計時された前記制御信号受信時刻と前記制御信号に乗せられてきた前記プロセス量の検出時刻との差から伝送遅延時間を計算すると共にこの計算された伝送遅延時間に応じて受信した前記制御信号に含まれる制御量に加工を施して修正された制御量を前記駆動手段に出力することを特徴とする非同期ネットワーク型制御システム。
IPC (3件):
G05B 13/04 ,  G05B 15/02 ,  G05B 21/02
FI (3件):
G05B 13/04 ,  G05B 21/02 Z ,  G05B 15/02 A
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-170201
  • 特開平3-030595
  • 特開平3-080798

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