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J-GLOBAL ID：201402215137262647   整理番号：14A0463686

群集流横断における歩行者間の回避強度水準の検討-短時間歩行パス分析をもちいた群集解析 その1-

AVOIDANCE LEVEL IN CROSSING PEDESTRIAN FLOW: Pedestrian flow investigation using short-time pedestrian path analysis: Part 1

著者 (2件)： 今西美音子 (アーヘン工科大 土木) ,  佐野友紀 (早稲田大 人間科学学術院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 698  ページ： 917-922  発行年： 2014年04月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,群集流横断における歩行者間の回避強度水準の検討を行う。短時間歩行パス図及び移動方向バラ図という新しい分析・記述方法を提案し,群衆流と歩行者の時系列の位置座標をもとに詳細な歩行状態,加えて群衆流を横断する歩行者の回避状況を視覚的に示せることを確認した。さらに回避強度を迂回回避・減速回避において3段階に区分し,そのしきい値を定め検証を行った。1)密度1(0.25人/m²)の場合は歩行者の周りに十分な調整空間が存在するため,観察できる強度の回避行動は起こらない。2)横断者の群衆流への進入角度が180°の場合,群衆流の密度が低いときは回避行動がみられないが,密度3(2.00人/m²)になると群衆流のグループの歩行者間隔が身体幅以下になるため,回避行動が見られた。

シソーラス用語： *歩行者交通 ,  *群集 ,  横方向 ,  回避 ,  短期 ,  経路 ,  *環境試験 ,  モーションキャプチャ ,  歩行者 ,  流動 ,  *密度 ,  *入射角 ,  肩 ,  幅 ,  バイパス ,  減速 ,  行動科学
準シソーラス用語： 歩行パス ,  迂回

分類 (2件)： 住居地域計画一般  (RD03010G) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (23件)：

• 佐野友紀,志田弘二,建部謙治:物理指標からみた交錯についての実験的研究、群集流動横断時の歩行特性に関する研究 その1,日本建築学会計画系論文集,No.546,pp.127-132,2001.8
• 建部謙治,佐野友紀:フィールド調査にもとづく通過しにくさの解析:群集流動横断時の歩行特性に関する研究 その2,日本建築学会計画系論文集,No.554,pp.175-180,2002.4
• 木村幸一郎:建築物内に於ける群集流動状態の觀察,建築學會論文集,No.5,pp.307-316,1937
• ジョン・J・フルーイン:歩行者の空間,鹿島出版社,pp.45-58,鹿島出版社,東京,1974
• Mcphail, C. & Wohlstein, R. : Using Film to Analyze Pedestrian Behavior, Sociological Method & Research, Vol.10, No.3, pp.347-375, 1982.2

タイトルに関連する用語 (8件)： 群集 ,  歩行者 ,  回避 ,  水準 ,  歩行 ,  パス ,  分析 ,  解析