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J-GLOBAL ID：201302269733896853   整理番号：13A0013396

下水処理場とごみ焼却場の連携を軸とした静脈系社会資本更新計画の立案と評価

PLANNING AND ASSESSMENT MEASURES TO UPDATING RESOURCES RECYCLING EQUIPMENTS IN COLLABORATION WITH SEWAGE TREATMENT PLANTS AND WASTE INCINERATION PLANTS

著者 (3件)： 中久保豊彦 (大阪大学大学院 工学研究科) ,  東海明宏 (大阪大学大学院 工学研究科) ,  大野浩一 (国立保健医療科学院 生活環境研究部)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 68  号： 2  ページ： 152-171 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,汚泥処理事業による厨芥の消化槽受入施策,剪定枝の汚泥乾燥熱利用施策を,脱水汚泥の増加が焼却・燃料化工程にもたらす影響や,ごみ焼却施設側の排熱発電の高効率化を踏まえて評価することを研究の目的とした.神戸市を対象自治体とし,現有設備の更新が終了する2030年におけるエネルギー消費量,温室効果ガス排出量,リン回収量,事業コストの評価を行った.更新ケース3-C(厨芥:消化槽受入,脱水汚泥:熱分解ガス化・発電,剪定枝:汚泥乾燥熱利用)は,標準的なケース1-A(厨芥:焼却・排熱発電,脱水汚泥:高温焼却)と比較して,年間でエネルギー供給量452TJの増加,温室効果ガス排出量38kt-CO₂eq.の削減,リン回収量93t-Pの増加,事業コスト0.9億円の削減が達成できると推計された.(著者抄録)

シソーラス用語： *下水処理施設 ,  *清掃工場 ,  協力 ,  インフラストラクチャー ,  計画 ,  スラッジ処理 ,  消化槽 ,  ごみ ,  枝 ,  廃熱利用 ,  兵庫県 ,  *ライフサイクルアセスメント ,  更新 ,  汚泥処理
準シソーラス用語： 更新計画 ,  神戸市 ,  厨芥 ,  静脈系社会資本 ,  剪定枝

分類 (1件)： 下水・廃水処理施設  (SC03020P)

引用文献 (59件)：

• 1) 谷戸善彦:21世紀の水インフラ戦略-スマート下水道 20の提言-,理工図書,2011.
• 2) 石田貴:下水処理場におけるバイオマス共同処理の実際 バイオマス共同処理で高まる下水処理場の可能性,資源環境対策,Vol. 47,No. 9,pp. 21-23,2011.
• 3) 田中勝,石坂薫,相良敏正:エネルギー利用の観点からみた廃プラスチックのあるべき姿 廃プラスチックのごみ発電燃料としての利用可能性調査,日本エネルギー学会誌,Vol. 90,No. 7,pp. 599-608,2011.
• 4) 石井暁,花木啓祐:川崎市下水処理場における有機性食品廃棄物を利用したエネルギー回収および二酸化炭素削減ポテンシャルの推定,環境システム研究論文集,Vol. 34,pp. 443-453,2006.
• 5) Wong, L-F., Fujita, T., and Xu, K-Q. : Evaluation of regional bio-energy recovery by local methane fermentation thermal recycling systems, Waste Management, Vol. 28, No. 11, pp. 2259-2270, 2008.

タイトルに関連する用語 (7件)： 下水処理場 ,  ごみ焼却場 ,  連携 ,  社会資本 ,  更新計画 ,  立案 ,  評価