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J-GLOBAL ID：200902258479040060   整理番号：08A0671601

固定子抵抗と永久磁石鎖交磁束のオンライン同時同定によるIPMSM位置センサレスベクトル制御の高性能化

Performance Improvement of IPMSM Position Sensor-less Vector Control System by the On-line Identification of Stator Resistance and Permanent Magnet Flux

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著者 (4件)： 福本哲哉 (青山モータードライブテクノロジー) ,  富樫重則 (青山モータードライブテクノロジー) ,  井上淳 (青山学院大) ,  林洋一 (青山学院大)
資料名： 電気学会半導体電力変換研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： SPC-08  号： 73-91  ページ： 41-46  発行年： 2008年06月07日 
JST資料番号： Z0921A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 埋込磁石同期電動機(IPMSM)の制御には,回転子の位置を検出する必要がある。そのために,電動機速度起電力を用いたセンサレスの位置検出方式があるが,モータパラメータの設定が必要であり,設定誤差があると安定性などに影響を与える。本研究は,IPMSM位置センサレス制御の高性能化のために,適応オブザーバを用いたオンラインパラメータ同定法を提案し,実験により有効性を確認した。提案方式は,オブザーバから得られる信号を用いるため,センサの追加や電圧または電流信号を注入する必要がない。モータパラメータは,負荷トルクおよび速度からなる重み関数により固定子抵抗と永久磁石鎖交磁束を同時に同定する。2つのパラメータ誤差を同定するため,パラメータ誤差は動作点の変化により,ノミナル値付近に収束することができる。また,ある動作点で2つのパラメータがノミナル値からずれた値に収束しても,軸ずれ角は低減されるという重要な特性がある。実験では,発生する可能性があるモータパラメータの変動範囲で実験を行い,良好な軸ずれ角の低減効果とパラメータ同定結果が得られた。

シソーラス用語： *センサレス制御 ,  *PMモータ ,  *同期電動機 ,  性能 ,  *ベクトル制御 ,  オンライン処理 ,  磁束 ,  固定子 ,  永久磁石 ,  抵抗 ,  *パラメータ推定 ,  システムオブザーバ ,  鎖交磁束 ,  適応オブザーバ
準シソーラス用語： *IPMSM ,  高性能化

分類 (1件)： 電動機  (NB07030U)

引用文献 (9件)：

• 竹下隆晴・市川誠・Ju Suk Lee・松井信行:「速度起電力推定に基づくセンサレス突極形ブラシレスDCモータ制御」, 電学論D, 117, 1 pp. 98-104(1997-1)
• 市川真士・陳 志謙・富田睦雄・道木慎二・大熊 繁:「拡張誘起電圧モデルに基づく突極型永久磁石同期モータのセンサレス制御」, 電学諭D, 122, 1 pp, 1088-1096(2002-12)
• 小山純・樋口剛・阿部貴志・小川健二・Mengesha Mamo:「PWMインバータのキャリア周波数成分を用いたIPMモータのセンサレス制御」, 電学論D, Vol, 123, 5 pp. 600 609(2003 5)
• M. J. Corley and R. D. Lorenz “ Rotor position and velocity estimation for a permanent magnet synchronous machine at standstill and high speeds, IEEE Transactions on Ind. Appl., Vol, 34, pp. 784-789(1998)
• 萩原茂教・大森洋一・小林弘和;「IPMモータのモータ定数同定法」, 平成12年電気学会産業応用部門大会, pp. 175 178(2000)

タイトルに関連する用語 (8件)： 固定子 ,  永久磁石 ,  鎖交磁束 ,  オンライン ,  同定 ,  IPMSM ,  センサレスベクトル制御 ,  高性能化