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J-GLOBAL ID：201002287765166675   整理番号：10A0036251

自然由来の重金属を含む建設発生土の処理と対策-仙台市地下鉄東西線-

Treatments and Measures for Contaminated Muck Caused by Natural Processes-Sendai City Subway Tozai Line-

著者 (3件)： 谷畑一行 (仙台市 交通局) ,  菊谷正己 (仙台市 交通局) ,  高橋靖 (仙台市 交通局)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 41  号： 1  ページ： 29-39  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 路線長約14kmのほぼ全線が地下トンネル形式の標題地下鉄線計画では,発生する建設発生土は約125万m³,その内約50万m³が自然由来の重金属を含む可能性がある。要対策土は未酸化の状態ではひ素を溶出し,長時間曝露され酸化が進行した場合はカドミウムを含む重金属を溶出する特性を有することが明らかになった。要対策土は,仙台市郊外の採石場跡地における森林復旧の一環としての盛土として処理される。盛土として締固めて覆土を行ない雨水の浸透並びに酸素との接触を抑制し,水の浸透もある程度制限された地山の状態に戻すことで溶出を抑制する。地下水のモニタリングは,盛土場内の沈殿池など6箇所で毎月採水し,カドミウム,鉛,ひ素,ふっ素,セレンの各項目とpHについて環境基準値との比較を行なっている。

シソーラス用語： 産業廃棄物 ,  土壌 ,  *重金属汚染 ,  *地下鉄道 ,  *溶出 ,  酸化 ,  カドミウム ,  盛土 ,  地下水 ,  監視
準シソーラス用語： モニタリング ,  *建設発生土

分類 (3件)： 汚染原因物質一般  (SB05010P) ,  トンネル工事  (RC05031E) ,  土工計画,土工事  (RA07050R)

引用文献 (6件)：

• (独) 産業技術総合研究所地質調査センター: 土壌・地質汚染評価基本図~1: 50, 000仙台地域~, 2006.
• 環境省: 土壌溶出量調査に係る測定方法を定める件, 環境省告示18号, 平成15年3月6日.
• 環境省: 土壌含有量調査に係る測定方法を定める件, 環境省告示19号, 平成15年3月6日.
• 環境省: 土壌汚染対策法の施行について, 環水土20号, 平成15年2月4日.
• 仙台市: 自然的原因により重金属が環境基準を超える建設発生土の対応について, 記者発表資料, 平成19年8月23日.

タイトルに関連する用語 (6件)： 自然由来 ,  重金属 ,  建設発生土 ,  対策 ,  仙台 ,  地下鉄