抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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本研究では,養豚生産現場の妊娠末期豚と授乳豚において,意味なく同じ行動を繰り返すと定義された常同行動と繁殖成績の関連性を調べるため,姿勢及び常同行動について調査を行った。調査は,2003年8月~2006年5月にかけて繁殖雌豚300頭を一貫経営する一般農場を計9回訪問し,分娩クレートにいる妊娠末期豚と授乳豚において,3姿勢(立位,横臥,犬座)及び3常同行動(偽咀嚼,柵かじり,飲水器遊び)についての観察を行った。結果,授乳豚は妊娠末期豚と比較して,立位と飲水器遊び割合が多く,犬座と偽咀嚼割合が少なかった。妊娠末期豚と授乳豚ともに,姿勢及び常同行動と繁殖成績に関連性は認められず,生産現場の分娩クレート内においても繁殖成績と関連性がないと考えられた。