抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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撮影者や被写体の意図の表象である写真を選択する行為は,コンテキストを踏まえた上で複数の選択候補群の中からふさわしい量と質の写真を推論すること考えられる。前記推論にはその人に特有の人間関係や状況によって選択を行う主観的推論と,その場所の状況や見る人の置かれた状況・場所・そのときの感情によって決まる不確実推論が含まれる。本論文では,それらの推論をベイジアンネットワーク(BN)で表現し,その事前確率とセマンティクスを変化させることで写真推論における変化性の問題を解決した。BNの最も親ノードの事前確率を自分の状況に応じてユーザに変化させることで,多量の写真群の中からふさわしい写真を選択するためのフレームワークを提案した。具体的には,1)人間関係をBNの事前確率の差異で表現するためにアイコン間の距離によって調整させるDynamic Interface「Relation Manager」,2)写真にセマンティクスを与えるタグ付けソフトウェアImozuke,3)1)と2)をBNに融合させるソフトウェアOcarinaからなり,人間関係の事前確率と写真の意味情報から写真の事後確率を導出し,適切な写真を選択する。