抄録/ポイント: 抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
玉原は群馬県沼田市の北方に位置し,多雪の日本海側気候に入ることから日本海型ブナ林がみられる。玉原ブナ林のブナは伐採がなされてきたため,多くのギャップが存在する。このため,ボランティア団体玉原ブナ復元の会によって植林活動が行われてきた。2005年は,玉原のブナの実が大豊作の年であった。そこで,2006年にブナの実生がどれくらい発芽し,生存するかを調査した。発芽は雪解け後の5,6,7月の初夏に集中していた。ほとんどのブナの実は幹から8m以内に落ちた。幹から離れるほど,生存数・率が減少した。このことから,幹に近いところが実生にとって育ちやすいと考えられた。発芽した方角は北がもっとも多く,西側には発芽がなかった。