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J-GLOBAL ID:200902280439567427   整理番号:09A1215204

ユーメラニンの「黒い発色団」の解明 水溶性の5,6-ジヒドロキシインドールポリマーモデルにおける酸化状態依存的および凝集依存的な動的相互作用としての可視吸収の変化

Disentangling Eumelanin “Black Chromophore”: Visible Absorption Changes As Signatures of Oxidation State- and Aggregation-Dependent Dynamic Interactions in a Model Water-Soluble 5,6-Dihydroxyindole Polymer
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巻: 131  号: 42  ページ: 15270-15275  発行年: 2009年10月28日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ユーメラニンがなぜ黒いかという基本的な問題を解決する上でユーメラミンが水に不溶性であることが障害となっていることから,スペクトル的に安定で水溶性のユーメラミンタイプのポリマーが求められている。本研究では,5,6-ジヒドロキシ-3-インドリル-1-β-D-ガラクトピラノシドを酸化することにより,水溶性の5,6-ジヒドロキシインドール(DHI)ポリマーを初めて合成した。この暗褐色のポリマーは314nmに明確なバンドと広い可視吸収を示し,天然のユーメラニンのそれと類似していた。分離可能な2,7’-ビインドリルなどのオリゴマー中間体によって,元のDHIの結合のモードと良く似ていることが裏付けられた。水素化ホウ素ナトリウムで還元すると脱色と550nm付近での吸光度の低下が起こったが,314nmの紫外部には影響がなかった。希釈による吸光度の変化を測定すると,314nmで直線的な応答が認められたが,可視領域では直線から大きく外れることが分かった。ユーメラニンの黒色は個々のポリマー成分内のπ電子共役発色団の重複により本質的に決定されるだけでなく,π電子系の不均一な集合体のゆらぎおよび全体的にスペクトル広がりを引き起こす酸化状態依存的および凝集依存的な発色団間の相互作用によっても決定されることが示された。
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分類 (2件):
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生物物理的研究法  ,  動物の生化学 
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