抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,NTD(Neutron Transmutation Doping:中性子核変換ドーピング)で用いるシリコンの直径は6インチが主流であるが,12インチのシリコンを用いることにより,シリコンデバイスの製造コスト低減化を図ることができる。本報告書では,現在6インチNTDシリコンの生産が行われているJRR-3において,12インチNTDシリコンの均一な照射を行うための手法について,中性子輸送計算モンテカルロコードMVPを用いた検討を行った。12インチNTDシリコン照射では,熱中性子フィルターを用いないと,径方向のドーピング分布の偏差は1.17となる。そこで,径方向に均一(偏差が1.10以下)なドーピングが得られるように熱中性子フィルターを使用することとした。検討の結果,厚さ2mmの天然ボロン濃度1.0%含有アルミニウムを用いると,径方向のドーピング分布の偏差が1.10以下となる見通しを得た。(著者抄録)