抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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インターネットは普及とともにその役割とともに構造を大きく変えてきた。もともとは大学を中心とした小規模なネットワークが互助的に相互接続することで到達範囲を拡大してきたが,インターネット接続事業が商用化されて以降は通信事業者によるツリー型の広域網のグローバルな展開とともに発展を続けた。近年ではハイパージャイアントと呼ばれる大規模なコンテンツ配信事業者が新たなハブとなり,影響力を高めつつある。このようなインターネットにおける構造の変化は様々な見地から注目を浴びており,多くの分析がなされているが,北米を中心とした概観的状況は報告されているものの,日本国内における状況についてはほとんど明らかになっていない。また,分析を行うための情報が限られているため,大規模なネットワークでの観測結果からしかその構造を捉えることが難しいという課題がある。筆者らはこのような状況の中,アクティブ測定による測定基盤を構築し,限られた情報を元にインターネットの構造を推定するための手法を提案した。また,これを用いて,国内におけるコンテンツの配信状況を中心として計測を行い,国内におけるハイパージャイアントの台頭状況を明らかにした。(著者抄録)