抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機物連用圃場や現地農家圃場から集めた8896株の根圏細菌を,チンゲンサイ種子に接種し,チンゲンサイ発芽時の根長を促進する約80菌株のPGPRを得た。これらのPGPRをさらに予備選抜を行った後,栽培条件が制御された環境下で,育苗期に効果のあるPGPRの選抜を行った。チンゲンサイ育苗期において,地上部重で9%~20%,根重が12%~22%増加する9菌株を選抜した。また,トマト育苗期において,地上部重で8%~33%,根重が5%~19%増加する9菌株を選抜した。菌の同定を検討した17菌のうち,Pseudomonas属が5菌株,Stenotrophomonas属,Agrobacterium属が3菌株,Enterobacter属,Bacillus属が2菌株,Ralstonia属,Streptomyces属が1菌株だった。根頭がんしゅ病と毛根病の検定に関して,病徴は認められなかった。PGPRの対時培養による病害抑制効果を調査したところ,ダイコン萎凋病菌について効果を示した菌が多く,ダイコン菌核病菌についても,阻止円を形成した菌株があった。(著者抄録)