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J-GLOBAL ID:201202288059630610   整理番号:12A0556954

チンゲンサイ発芽時の根の伸長及び,野菜類育苗期に効果のある植物生育促進根圏細菌(PGPR)の選抜

A selection of the growth promotion bacteria which promotes root length at germination of Chinese-greens and selection of plant growth promotion bacteria which are effective during vegetable seedling period
著者 (5件):
資料名:
号:ページ: 15-22  発行年: 2012年02月20日 
JST資料番号: G0601B  ISSN: 1882-8264  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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有機物連用圃場や現地農家圃場から集めた8896株の根圏細菌を,チンゲンサイ種子に接種し,チンゲンサイ発芽時の根長を促進する約80菌株のPGPRを得た。これらのPGPRをさらに予備選抜を行った後,栽培条件が制御された環境下で,育苗期に効果のあるPGPRの選抜を行った。チンゲンサイ育苗期において,地上部重で9%~20%,根重が12%~22%増加する9菌株を選抜した。また,トマト育苗期において,地上部重で8%~33%,根重が5%~19%増加する9菌株を選抜した。菌の同定を検討した17菌のうち,Pseudomonas属が5菌株,Stenotrophomonas属,Agrobacterium属が3菌株,Enterobacter属,Bacillus属が2菌株,Ralstonia属,Streptomyces属が1菌株だった。根頭がんしゅ病と毛根病の検定に関して,病徴は認められなかった。PGPRの対時培養による病害抑制効果を調査したところ,ダイコン萎凋病菌について効果を示した菌が多く,ダイコン菌核病菌についても,阻止円を形成した菌株があった。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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野菜  ,  土壌生物 
引用文献 (25件):
  • 1) 相野公孝(1996):PGPRライブラリー蛍光性シュードモナスの利用. 農業技術体系, 農文協, 東京, 5巻, 160の1の31~35
  • 2) 土壌微生物研究会編(1992):新編土壌微生物実験法養賢堂, 東京, 379
  • 3) 藤原俊六郎(1985):シャーレを使った堆肥の簡易腐熟度検定法,. 土肥誌, 56, 251~252
  • 4) 百町満朗・對島誠也編(2009)微生物と植物の相互作用:病害と生物防除. ソフトサイエンス社, 東京, 153~230
  • 5) Kloepper, J. W., Leong J., Teinze, M. and Schroth. M. N. (1980) : Enhanced plant growth by siderophores produced by plant growth-promoting rhizobacteria. Nature, 286, 885-886
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