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J-GLOBAL ID:201302289883727767   整理番号:13A1317513

パイロクロア型イリジウム酸塩Eu2Ir2O7におけるIr4+の磁気モーメントの長距離オールイン-オールアウト秩序の共鳴x線回折による決定

Determination of long-range all-in-all-out ordering of Ir4+ moments in a pyrochlore iridate Eu2Ir2O7 by resonant x-ray diffraction
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資料名:
巻: 87  号: 10  ページ: 100403.1-100403.4  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: D0746A  ISSN: 1098-0121  CODEN: PRBMDO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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パイロクロア型構造を持つ磁性化合物は,金属-絶縁体転移,超電導,スピンアイス状態,スピンカイラリティ駆動の異常Hall効果など,様々な特性を持つ。また,パイロクロア型構造は四面体ネットワークに起因する幾何学的フラストレーションを持つ。結果として,パイロクロア型格子を含む磁気システムには特異な状態が存在する。本稿では,パイロクロア型イリジウム酸塩Eu2Ir2O7におけるIr4+の磁気モーメントの長距離オールイン-オールアウト秩序を,共鳴x線回折によって研究した結果を報告する。パイロクロア型イリジウム酸化物,Eu2Ir2O7,は120Kにおいて磁気秩序を伴う金属-絶縁体転移を示す。Ir4+の磁気モーメントの配列を研究するために,イリジウムのL3吸収端近傍のフォトンエネルギーを用いて,x線回折測定を行った。絶縁相では,共鳴磁気散乱(4n+200)が観測され,この結果は,伝搬ベクトルがq=(000)のIr4+の磁気モーメントが長距離秩序を持つという直接的な証拠を示す。単結晶の構造解析から,金属-絶縁体転移が起こっても,面心立方構造を維持することが分かった。このことは,四面体を構築する各々のIrの四つの頂点上の全ての磁気モーメントが,内側,あるいは外側を向いているオールイン-オールアウト秩序を示している。
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分類 (1件):
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酸化物結晶の磁性 
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