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J-GLOBAL ID:201602240235493198   整理番号:16A0935727

カルバマゼピン分解に及ぼす紫外線と塩素(UV/塩素)間の相乗作用:影響因子とラジカル種

Synergistic effect between UV and chlorine (UV/chlorine) on the degradation of carbamazepine: Influence factors and radical species
著者 (8件):
資料名:
巻: 98  ページ: 190-198  発行年: 2016年07月01日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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うまく廃水再生するために,高次酸化処理が新興汚染物質除去に注目を集めてきた。本研究では,UV照射と塩素の相乗処理(UV/塩素)を用いてカルバマゼピン(CBZ)を分解した。UV照射単独又は塩素単独ではCBZを効果的に分解できなかった。UV/塩素酸化法は,ラジカル種(・OHと・Cl)生成によりCBZ分解に顕著な相互作用を示し,このプロセスは擬一次反応速度でうまく記述された。CBZの分解速度定数(kobs,CBZ)は,UV照射量と塩素用量増加に伴い直線的に増加した。酸性溶液中でのUV/塩素によるCBZ分解は塩基溶液中より効果が大きく,これは主にHOClとOCL-の解離に及ぼすpH効果によるためであり,更にUV/塩素のラジカル種消光と量子収率に影響する。pHが5.5から9.5に増加すると,・OHによるCBZ分解速度定数は0.65から0.14/分に減少し,・Clにより0.40から0.11/分に減少した。・ClとCBZの反応の速度定数は,5.6±1.6x1010M-1s-1であった。HCO3-アニオン(1~50mM)は,UV/塩素によりCBZ分解の阻害を和らげ,一方,塩素イオンは違っていた。UV/塩素は,廃水処理施設排水中のCBZを効果的に分解するが,塩素用量0.14~0.56mMの純水と較べて約30%,分解阻害された。UV/塩素によるCBZ分解により9種の主要酸化物が,HPLC-QToF MS/MSを用い同定された。最初の酸化生成物は,・OHと・ClによるCBZの水素原子引き抜き反応,カルボキシル化,水酸化で発生し,更に酸化されて,アシルアミノ開裂及びアクリジンとアクリジオンの脱カルボキシル化生産物を生成する。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (6件):
分類
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その他の廃水処理・処分  ,  下水,廃水の化学的処理  ,  下水,廃水の物理的処理  ,  抗てんかん薬・抗けいれん薬の基礎研究  ,  反応工学,反応速度論  ,  その他の汚染原因物質 

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