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J-GLOBAL ID:201602251593532224   整理番号:16A1200991

LC-MS/MSによるヒト尿中のコリノリンとアセチルコリノリンの同時定量および尿中排泄研究への応用

Simultaneous determination of corynoline and acetylcorynoline in human urine by LC-MS/MS and its application to a urinary excretion study
著者 (13件):
資料名:
巻: 1014  ページ: 83-89  発行年: 2016年03月01日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Corydalis bungeana Herba由来の主要な活性成分であるコリノリンおよびアセチルコリノリンは多数の薬理活性を示した。しかしヒト尿中におけるこの2化合物の定量については未だ報告がない。ヒト尿中のコリノリンとアセチルコリノリンを同時測定するためのタンデム質量分析を伴う簡単な液体クロマトグラフィーを開発し,評価した。尿試料からの検体は簡単な液-液抽出によって抽出した。クロマトグラフィー分離は,水(0.5%ギ酸を含む)およびアセトニトリル(28:72,v/v)の移動相を流速0.4mL/分で用いたHedera ODS-2C18カラムで行った。タンデム質量分析は,ポジティブモードでのエレクトロスプレイイオン化源による多重反応モニタリングを用いて実施した。モニターされたイオン遷移は各々,コリノリンについてはm/z368.1→289.1,アセチルコリノリンについてはm/z410.2→289.2,ドネペジル(内部標準)についてはm/z380.2→243.2であった。較正曲線は,コリノリンについては3.0~3,000pg/mL,アセチルコリノリンについては3.0~1000pg/mLの濃度範囲にわたり線形(相関係数>0.9970)であった。確立された方法は,両検体について3.0pg/mLという下限定量限界(LLOQ)で高感度であった。日内および日間精度は,低,中間および高品質コントロール試料の相対標準偏差が10%未満であり,検体のLLOQ試料では16%未満であった。両検体の相対誤差±10%以内という確度であった。この方法を,健康ボランティアにおける中国薬局方Shuanghua Baihe錠剤の経口投与後の尿排泄研究にうまく適用できた。ヒトにおけるコリノリンおよびアセチルコリノリンの尿中排泄プロフィールが初めて報告された。本研究の結果は,腎排泄がヒトにおけるコリノリンおよびアセチルコリノリンの主要排泄経路ではないことを示唆している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  有機化合物の物理分析  ,  アルカロイド 

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