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J-GLOBAL ID:201602277162451252   整理番号:16A1012233

段々構造の分類,分布,恩恵,問題点の世界的統合

Global synthesis of the classifications, distributions, benefits and issues of terracing
著者 (12件):
資料名:
巻: 159  ページ: 388-403  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: B0834A  ISSN: 0012-8252  CODEN: ESREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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数千年の間,人間は傾斜の異なる地勢に異なるタイプの段々を構築した。それは,洪水危険の軽減,土壌侵食の減少及び水の節約を意味する。これらの人為的景観は,世界中の熱帯,亜熱帯多雨林,砂漠及び乾燥・半乾燥山岳地で見られる。長い歴史にもかかわらず,段々構造が生態系サービス(ES)を改善する役割とメカニズムはよく分かっていない。文献の統合と定量分析を用い,段々構造の世界規模の型,分布,主要な恩恵及び問題を示した。段々を付けた斜面と段々のない斜面の下での様々なESの比率(δ)として定義した段々構造の重要な指標を,データ取得したESでの段々構造の役割の定量化に用いた。δの平均値は大部分が1より大きく,段々構造によって提供されるESが通常は正であることが判明した。段々構造の最も突出した役割は浸食の抑制(11.46±2.34)で,次が流去水の削減(2.60±1.79),バイオマスの蓄積(1.94±0.59),土壌水分の涵養(1.20±0.23),栄養分の増強(1.20±0.48)が続く。より小範囲の段々構造は,植物苗の生存率の高まり,生態系修復の促進,及び収穫産出高の増加を可能にした。厳しい人為的干渉(例えば,過度の放牧と森林伐採)を経た斜面は,全般に段々構築の後により安定になるが,上手に設計されなかったり十分に管理されなかった段々には,段々構造の負の影響が起こる場合がある。環境法律の欠如および地元の人々の伝統的概念とライフスタイルの変化は,農産品の価格下落とともに,その原因である。これらの全ては,段々構造の放棄と退廃を加速する。調査結果を考慮して,社会経済変化に関する可能な解決及び既に劣化した段々を改善するための技術を議論した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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農業土木  ,  景観 
タイトルに関連する用語 (5件):
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