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J-GLOBAL ID:201602290725103332   整理番号:16A1270250

グリセリドを除去するための1,1,3,3-テトラメチルグアニジンと有機相アニオン交換固相抽出に基づく模擬食品中9種紫外線吸収剤の全特定移行定量のための高速液体クロマトグラフィー-紫外法

High-performance liquid chromatography - Ultraviolet method for the determination of total specific migration of nine ultraviolet absorbers in food simulants based on 1,1,3,3-Tetramethylguanidine and organic phase anion exchange solid phase extraction to remove glyceride
著者 (6件):
資料名:
巻: 1451  ページ: 58-66  発行年: 2016年06月17日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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油性模擬食品中のグリセリドは,対象被検種への重大な干渉の原因となることが多く,RP-HPLCカラムの正常な機能を損なわせる。本研究では,オリーブオイル模擬体中のグリセリドを効率的に除去するための1,1,3,3-テトラメチルグアニジン(TMG)と有機相アニオン交換(OPAE)SPEに基づき,模擬食品中9種紫外線(UV)吸収剤の全特定移動(total specific migration)を定量する簡便なHPLC-UV法を開発した。水溶液あるいは水性相環境中で実施される通常のイオン交換とは異なり,OPAE SPEは有機相環境中で行われ,水溶液を用いて植物油から9種UV吸収剤を抽出する,時間を要し困難な操作を容易に省略できる。この方法は良好な直線性(r≧0.99992),精度(日内RSD≦3.3%)及び正確さ(91.0%≦回収率≦107%)を示し,その上,5種類の食品模擬体(10%エタノール,3%酢酸,20%エタノール,50%エタノール及びオリーブオイル)中での定量限界が0.05~0.2mg/kgであった。本法は,EU規則No.10/2011に従った水性及び植物油性の模擬食品中9種UV吸収剤の全特定移動の定量に適していることが明らかになった。31種類のプラスチック試料中の9種UV吸収剤について移行水準を決定した。UV-24,UV-531,HHBP及びUV-326がしばしば検出され,特にPE試料中のUV-326がオリーブオイル模擬体中で検出された。また,OPAE SPE法をオリーブオイル模擬対中の7種抗酸化剤を効率的に濃縮あるいは精製することにも応用した。その結果は,この方法が,TMGのn-ヘキサン溶液中で比較的安定であり植物油からほとんど抽出されないフェノールヒドロキシル基を有する極めて弱い酸性化合物の濃縮あるいは精製により広く応用されうることを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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抽出  ,  有機化合物の各種分析  ,  食品の汚染 
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