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J-GLOBAL ID:201702210660456801   整理番号:17A0401494

Chironomus riparius自然個体群におけるカドミウム耐性の遺伝率の研究:生理学的アプローチ【Powered by NICT】

Investigating heritability of cadmium tolerance in Chironomus riparius natural populations: A physiological approach
著者 (10件):
資料名:
巻: 170  ページ: 83-94  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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生理学的応答は,金属汚染に対処するために個体群を可能にし,歴史的金属汚染シナリオの下での耐性の進化に関与することができる。ここでは基準地点からの二個体群と比較して,歴史的に金属汚染場所で採取した二Chironomus riparius個体群におけるカドミウム(Cd)に対する遺伝的高耐性の基礎をなすかもしれないことを生理学的側面を調べた。短期Cd曝露に対する生理的応答の違いを評価するために,メタロチオネイン[MT]と全グルタチオン(GSH_t),カタラーゼ(CAT)とグルタチオン-S-トランスフェラーゼ[GST]のようないくつかの抗酸化防御,蛋白質発現プロファイルを実験室クリーン条件下で少なくとも8世代飼育された全四個体群で測定した。脂質におけるCd誘導酸化損傷とエネルギー関連パラメータ(エネルギー消費とエネルギー貯蔵)も評価した。結果はCd濃度と個体群耐性に応じて蛋白質プロファイルの二種類の主要な勾配を示した。さらに,Cd耐性個体群は,より高いベースラインレベルMTとGSH_tを示し,参照サイトから収集した,Cd感受性個体群はそれにもかかわらず脂質に対する酸化損傷の増加を回避するためには不十分であったことをCd曝露に伴うGSH_tレベルの有意な誘導を示した。Cd曝露は,抗酸化酵素やエネルギー貯蔵に明確な影響を与えなかったが,エネルギー消費の一般的な増加を誘発した。最後に,エネルギー消費量は実験条件でCd耐性個体群の方が高かった。まとめると,結果は,耐性の進化を研究する場合にこれらのユスリカ集団における遺伝性Cd耐性は,少なくとも部分的に,関連している異なる防御機構の異なる構成レベルと可塑性複数の生理的形質を用いることの妥当性を確認することを実証した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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カドミウムとその化合物  ,  動物に対する影響  ,  植物に対する影響 
タイトルに関連する用語 (5件):
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