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J-GLOBAL ID:201702225131876638   整理番号:17A0190764

M-O-M角を厳密に制御することによって強磁性カップリングを予測する

Predetermined Ferromagnetic Coupling via Strict Control of M-O-M Angles
著者 (8件):
資料名:
巻: 55  号: 22  ページ: 11707-11715  発行年: 2016年11月21日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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常磁性金属イオンの多核錯体における強磁性交換は反強磁性相互作用よりもずっと稀である。それゆえ,強磁性錯体の系統的な分離は合成化学者にとって今でも挑戦的な課題である。本研究では,イミダゾリジン-フェノレート供与体HL[2-(2-hydroxyphenyl)-1,3-dimethylimidazolidine]が本来的に強磁性カップリングを有利にする稀な配位子の成員の一つに加えられることを報告する。三座配位子HLは四重極架橋(μ-NCNimidazolidine)2(μ-Ophenolate)2強磁性二核ニッケルおよびコバルト錯体を与える。これら2つの架橋は結合した金属イオンの電子の平行配列を促進させるが,その強磁性カップリングへの主な寄与はフェノレート結合から生じる。それは,配位子によってM-O-M角に課せられる幾何学的制約に基づいているからである。DFT計算から示されるように,M-O-M角が鋭角(約90°)であるとき,強磁性カップリングが最大となる。それゆえ,HLは金属錯体の強磁性を前もって決める稀な多核配位子であるばかりではなく,1つの幾何学的パラメタ,すなわちM-O-M角の厳密な制御によって磁気的性質を暗号化している唯一の多核配位子である。
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分類 (3件):
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コバルトとニッケルの錯体  ,  その他の無機化合物の磁性  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造 
タイトルに関連する用語 (3件):
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