抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酸素発生反応(OER)は水分解のボトルネックであることが知られている。Ag_3PO_4はO_2への染料分解および水の酸化のための高効率可視光光触媒である,BiVO_4とWO_3より高いOERであった。Ag_3PO_4に関する広範な研究にもかかわらず,表面電子状態,反応サイトとAg_3PO_4表面上のOERの機構を含む表面特性は現在明らかではない。Ag_3PO_4:(100),(110)および(111)の三一次低指数ファセット上のバルク,表面特性およびOERの機構の比較第一原理密度汎関数理論研究を報告した。Ag_3PO_4(100),(110)および(111)表面上のOERの律速段階はHO*(HO* → O* + H~+ + e~ )の脱水素であり,大部分の報告された金属酸化物とTiO_2とg C_3N_4のような窒化物とは異なることを初めて明らかにした。(100)表面上のOERプロセスは(110)と(111)表面上のそれと異なる機構に従って進行する傾向があった。Ag_3PO_4(100),(110),および(111)表面太陽光の照明は自発的に進行するOERに十分な過電圧を提供した。特に,Ag_3PO_4(111)表面上の水からの最初のプロトンの除去の自由エネルギー変化は,(100)および(110)表面上のそれよりかなり低く,(111)表面の実験的に観察された高い触媒活性の説明を与えた。Ag_3PO_4(111)表面上に露出したリン原子はH_2Oの脱水素を促進し,ミッドギャップ状態の形成を抑制する。著者らの結果はAg_3PO_4表面で起こる光触媒的な水の酸化プロセスの根底にある機構を理解するための重大な,水分解及び有機汚染物質分解のための新しい高速Ag_3PO_4系光触媒を開発するための基礎として役立つ。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】