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J-GLOBAL ID：201702230998120156   整理番号：17A0681088

LED集魚灯試験から推定されたケンサキイカPhotololigo edulisとスルメイカTodarodes pacificusの操業時に必要とされる消費電力の違い

著者 (3件)： 舛田大作 (長崎県総合水産試験場) ,  甲斐修也 (長崎県県央水産業普及指導センター) ,  松下吉樹 (長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 83  号： 2  ページ： 148-155(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イカ釣り漁業へのLED集魚灯の導入を検討するために,長崎県壱岐北部海域において,沿岸の小型イカ釣り船にLED集魚灯パネルを装備して,夏季のケンサキイカと冬季のスルメイカを対象とした漁獲試験を行った。LED集魚灯船の漁獲量は,ケンサキイカとスルメイカともに対照としたメタルハライド船上灯船よりも低くなった。一般化線形モデルの解析結果から,漁獲量は集魚灯の影響を強く受け,ケンサキイカの場合には,スルメイカよりも少ない電力で漁獲が期待され,LED集魚灯の導入の可能性はスルメイカよりも高いと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *イカ ,  *Loligo ,  *スルメイカ ,  *発光ダイオード ,  *漁労装置 ,  *消費電力 ,  省エネルギー ,  漁獲量 ,  数学モデル
準シソーラス用語： *Photololigo edulis ,  *ケンサキイカ ,  *Todarodes pacificus ,  *LED ,  *集魚灯 ,  省エネルギー技術 ,  一般化線形モデル

著者キーワード (6件)： LED ,  イカ釣り ,  一般化線形モデル ,  ケンサキイカ ,  スルメイカ ,  LED

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  漁労装置,漁具  (FH03040N)

引用文献 (19件)：

• 1) 高山 剛.小型いか釣り漁船における集魚灯運転コストと漁獲量の関係について.平成15年度イカ類資源研究会議報告.日本海区水産研究所,新潟.2004; 17-20.
• 2) 長谷川勝男.わが国における漁船の燃料消費量とCO₂排出量の試算.水産技術 2010; 2: 111-121.
• 3) 渡邊一仁,田原聖隆,藤森康澄,清水 晋,三浦汀介.イカ漁業のLCIと環境負荷.環境科学会誌 2006; 19: 15-24.
• 4) Matsushita Y, Azuno T, Yamashita Y. Fuel reduction in coastal squid jigging boats equipped with various combination of conventional metal halide lamps and low-energy LED panels. Fish. Res. 2012; 125-126: 14-19.
• 5) Masuda D, Kai S, Yamamoto N, Matsushita Y, Suuronen P. The effect of lunar cycle, tidal condition and wind direction on the catches and profitability of Japanese common squid Todatodes pacificus jigging and trap-net fishing. Fish. Sci. 2014; 80: 1145-1157.

タイトルに関連する用語 (8件)： LED ,  試験 ,  推定 ,  ケンサキイカ ,  スルメ ,  イカ ,  操業 ,  消費電力